第3話精霊士と精霊

「貴殿がユウ様とセラ様でよろしいか? 私は精霊騎士13部隊所属のユリエス・アルガンドです。」

目の前に生まれてから何度も聞かされてきた精霊紋の入った鎧を着ている人がそう名乗った。

「はい、僕がユウです。」

「貴方が精霊騎士かしら?」

僕達は目の前鎧の人を警戒していた。

「はいそうです、精霊騎士学園から来ました貴方はこれから精霊学園に入学してもらいます。」

目の前鎧の人がそう言った。

「私は、貴方達に危害を与えることは無い。

安心してください。」

「分かったわ。 とりあえずその言葉信じるわ。」

「良かったです。 大気の精霊達が殺気だっていたので、戦わなくて良かったです。」

「セラ、彼女は信頼出来ると思う。 精霊達が彼女を護るようにしてるいし。」

「精都まで3日かかりますから準備してください。」

「ユウ私が荷物持つから渡して。アイテムボックス。」

セラはそうゆって僕の服とか全部預かって。

なのぞの箱に入れた。

「禁忌を簡単に! それは失われた...精霊魔法?」

鎧の人が驚いていた。

「私、精霊士だから」

「伝承の精霊士ですか?」

「ユウそうなの? 」

「えっと、ん〜分かんないよ。」

「ユウ様は5歳ですよね?」

「うんそうだけど...?」

鎧の人が教えてくれた。

「なら仕方ないです。 精霊士については精霊と契約するまで禁句ですから。」

「なんで?」

「精霊と契約の時、精霊について知ってしまうと。精霊達が寄り付かなくなるからです。精霊には意思がありますから。」

「何か..関係が?」

「精霊士になるには、精霊に認めてもらうために、知識と精霊力が要ります。 順番を飛ばすと精霊が堕天します。 堕天した精霊は危険ですので、余計な知識は与えない用に制限されています。」

鎧の人がそう言った。

精霊とは不安定で不思議存在

何が起こるか分からない。

「では、そろそろ出発してもいいですか?」

「はい、お願いします。」

「ユウ私は、何なのかな? 人..精霊..?」

「僕は...セラが何者でも大好きだよ。」

そうして僕達は村を出た。

これから先どんな世界があるのか楽しみにしながら僕は精霊騎士の学園を目指した。

そして僕の知らない所でセラが僕を護るために色々な事をしている事を。

「ユウ私も、大好きだからね。」

たまに見せる黒く澄んだ瞳がとても綺麗に見えてしまう。

その瞳が何を視ているのかはまだ知らない。

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