公式設定の解説(1)


皆さんに、まずこの複雑な世界観について、お話ししなければなりません。


最初に言っておきます。

死ぬほど長くなります。

本編よりも長くなるかも知れません。

読むの疲れると思います。

なので、めんどくさい方は一番下までガー!っとスクロールして頂くと要約を載せてあるのでそちらをご覧下さい。


まず時代設定は、2072年から始まります。

この時代は、2064年から始まる第四次世界大戦の真っ只中です。

第四次?

第三次は?となると思います。1話で書いたかもしれませんが、第三次世界大戦は、2045年の台湾戦争から始まる大戦になります。

この戦争では、5eye's(米、英、加、豪、ニュージーランド)と、仏、日、韓が台湾で起こった内戦に干渉し、中国人民解放軍と戦争を繰り広げました。これに乗じて、印パ、中東でも戦争が勃発しました。

これによって第三次世界大戦となりましたが、2046年には、中国軍の台湾撤退で終結。史上最も短く、最も戦死者が少ない世界大戦になります。

しかし、この戦争の所為でアメリカはその力を失っていき、2060年には、世界各地の米軍を全撤退させるに至ります。

対して、中国は国を挙げて発展を進め、2051年には経済で、2058年には軍事力でもアメリカを追い越し、名実ともに世界一の国になります。

このとき日本も、再軍備を開始します。

アメリカの周りにいた国、特に英連邦はアメリカを離れて中国に接近。

2060年に中国は、国連を脱退し、新しい秩序と平等を掲げる"上海連盟"を12カ国(中、露、英、加、豪、ニュージーランド、パキスタン、イラン、北朝鮮、モンゴル、イラク)で発足させます。

この連盟は、軍事同盟の側面も持っていたため、殊更、中国の周辺国は危機感を強めます。

特にパキスタンとカシミール地方という領土の係争(詳しくは印パ戦争でググって)を抱えていたインドはこの動きを警戒しており、"自分達も強力な国と軍事同盟を結ぶ必要がある"と、中国に危機感を強めている10カ国(印、日、トルコ、ウクライナ、ドイツ、インドネシア、フィリピン、タイ、マレーシア)を集め、"中央同盟"を組織します。

この10カ国は来たる世界大戦に備えて、高度な軍事技術の共有を開始。特に日本とドイツはその影響下で落ち込んでいた力を伸ばし、二回目の経済発展を経験。2061年には、ドイツと日本が協力し、世界初の軌道攻撃衛星を宇宙に飛ばすことに成功します。

この"同盟"の動きを危険視した中国が動きます。2064年に、中国政府は、パキスタンからの旅客機をインド上空で爆破。この自作自演をインドのせいだとして、世界秩序(苦笑)を守るため宣戦を布告。連盟国を総動員してインドへの侵攻を開始。これに反応し、中央同盟に参加する国が次々に対中戦争に参戦。

こうして、第四次世界大戦へとなります。

そして、物語の第一話の時点は2072年です。

戦争開始からここまでの間に様々な戦闘が発生したものの、まだ何れかの国の降伏まで行っておらず、膠着状態が続いている状況です。

物語では、事態が大きく動く2072年から終戦の2075年までを描く予定です。


日本に関して。

この物語中の日本の状況を言っておきますと、

人口:約1億3100万人(上昇傾向)

GDP:世界5位(上昇傾向)

軍事力:世界5位(上昇傾向)

首都:東京

という設定にしてます。

今、2019年の日本とあまり変わってませんね。

設定として、今から70年も経ってるのに人口が一億でGDPがまだ世界5位とか、ありえないと言われるかもしれません。私も現実ならありえないと思いますが、一応、物語の世界線では、人口は2050年頃に一億人を切るスレスレで底を打ち、回復していっていることになっています。なぜ回復したかについては、面倒臭いので考えてません。

GDPに関しては常に上昇していましたが、他国に抜かされまくって、2057年に最低の13位となります。が、2060年頃から急激に上がり始めて2072年には戦争中にも関わらず5位となってます。

経済が活性化した理由については、上に書いた通りです。 

日本の軍事に関しては、アメリカ撤退後に再軍備をして、めっちゃ強化してる設定です。しかし、自衛隊と同様、敵国を上陸侵犯することは前提にしていない為、防衛設備と海上戦力に一点投資している状況です。

海上戦力に関しては、アジア最強です。

日本海軍は、8つの艦隊を保有しています。

それぞれ、担当する海域と、識別するための色が割り当てられています。

ちなみに軍艦の名前は日本の伝統色から取られていて、その色はそれぞれの艦隊の識別色と一致しています。(例:駆逐艦「萌葱」)

以下の通りです。

第一艦隊(オホーツク海、日本海の防衛)

識別色は紫色

第二艦隊(太平洋の防衛)

識別色は青色

第三艦隊(東シナ海の防衛)

識別色は緑色

第四艦隊(東シナ海、台湾海峡の防衛)

識別色は黄色

第五艦隊(フィリピン海、南シナ海の防衛)

識別色は黒色

第六艦隊(インド洋の防衛)

識別色は橙色

遊撃艦隊(日本海、東シナ海、台湾海峡、フィリピン海の防衛)

識別色は赤色

試験艦隊(基本横須賀に停泊している)

識別色は白色

ああ、後リメイク前の小説には本編で直接書いていた事なんですが、この日本では、大幅な改造が地域や政治において起きています。

本編には大して関わってこない内容なのですが、ちょっとした所で出てくる可能性があるので、箇条書きで書いておきます。

・農林水産業が公務員になっている

・人が住む区画、農業をする区画、漁業をする区画、工業をする区画が県単位で別れている(一般人が住めるところは京阪神と東京周辺、名古屋、福岡、仙台、札幌、岡山、広島のみ、第1話で出てくる那覇には基本人は住めない事になっている。民間人は全て軍関係者の家族。)

・東京には、ドーム状のバリアとそれを囲む壁がある。



次に日本を支える企業についてざっと紹介していきます。

・八幡重工:○菱重工だと思ってください。機甲兵、軍艦、戦闘機、戦車、ミサイル何でも作ってます。

・精巧堂:セ○コーです。時計とか作ってます。

・SECORD社:精巧堂の子会社です。機甲兵メインで作ってます。

・オータ自動車:ト○タ自動車です。名前の通りです。

・RENDERER社:モデルは日産○動車です。自動車と機甲兵作ってます。ドイツと日本のハーフ企業です。

・八幡自動車:○菱自動車です。

・in:sect社:ソフトウェア、ハードウェアを作る会社。

・井上造船:タンカーと軍艦作ってます。

他にも出てきますが、重要なのはこれくらいです。


登場する組織等について、ある程度知ってもらわないと理解できないところが多いと思うので、書いていきます。

まず、大戦の発端になった国家間の組織について、お話しします。


○上海連盟(連盟)

現行の上海協力機構が一応前身となってます。上海協力機構に関しては、知らない人はググって下さい。

この組織は、先程書いた通り、中国を中心とする、新秩序、世界平和、万族平等という三つの理想(尚共産党の下で)を掲げる新しい国連のようなものです。

発足時は12カ国でしたが、第一話の時点では、34カ国が参画しています。

☆以下参加国☆

中国、イギリス、メキシコ、ロシア、オーストラリア、カナダ、ニュージーランド、エジプト、パキスタン、イラン、イラク、シリア、北朝鮮、モンゴル、ウズベキスタン、トルクメニスタン、カザフスタン、キルギス、タジキスタン、スリランカ、ラオス、ブータン、ポーランド、スロバキア、スロベニア、チェコ、ベラルーシ、ハンガリー、アンゴラ共和国、コートジボワール、ブルンジ、南スーダン、マリ、ケニア


○中央同盟(同盟)

上海連盟に対抗し作られた多国家間軍事同盟です。盟主はインドで、当初は10カ国で発足しましたが、第一話時点では、17カ国となっています。

☆以下参加国☆

インド、日本、トルコ、ドイツ、ウクライナ、インドネシア、台湾、フィリピン、タイ、マレーシア、シンガポール、ネパール、ナイジェリア、南アフリカ、ギリシャ、デンマーク


○EU(連合)

まだ残っています。しかし、ドイツやイギリスといった有力国や東ヨーロッパの国が殆ど抜けた為、2019年現在ほどの力は無いです。

どちらかというと中央同盟寄りです。

アメリカ、イスラエル、モロッコを加える場合もあります。

☆以下参加国☆

フランス、イタリア、スペイン、ポルトガル、オランダ、ベルギー、アイルランド、ノルウェー、スウェーデン、フィンランド、エストニア、ラトビア、リトアニア、(アメリカ、イスラエル、モロッコ)


○アフリカ共同血盟(血盟)

アフリカ連合が前身です。ですが、その実態は上海連盟の下部組織でしかありません。

盟主は上海連盟側のアンゴラ共和国。南アフリカやナイジェリアと言った反中国の国に圧力をかけています。

☆以下参加国☆

ナイジェリア、南アフリカ、モロッコ、エジプト以外の全アフリカ諸国(多すぎたので省略)


○中立国共同体(共同体)

言葉のままです。戦争に参加したくない国の集まりです。主に中南米とアジア太平洋の地域からなります。

☆以下参加国☆

アメリカ、ブラジル、アルゼンチン、チリ、コスタリカ、ペルー、プエルトリコ、キューバ、バハマ、ボリビア、ジャマイカ、ドミニカ、グアテマラ、ホンジュラス、ベネズエラ、ウルグアイ、バルバドス、パラグアイ、ベリーズ、エルサルバドル、ニカラグア、ガイアナ、バミューダ、スリナム、カンボジア、ブルネイ、パプアニューギニア等


国際条約について

戦時条約が幾つか結ばれています。

物語に関わってくる条約を書きます。


旅客機保護条約

旅客機は撃ち落とさないでっていう条約です。


民間交流保護条約

一般人の国の行き来は自由です。戦争や政治的影響を受けませんという条約。


一般物資禁輸禁止条約

生活必需品の禁輸制裁はダメだよって条約です。



一応、第一回の設定解説はこのくらいにしたいと思います。また、よくわからんってなったらTwitterとかコメントで教えてくれたら解説します。でも、私もよく理解できてないです(おい)

また、リメイク前のこの作品を読んでくれていた方には本当に申し訳ありません。(確か4人くらいフォローして下さってた筈)

しかし、自分の浅はかな知識で書いた文書があまりにも稚拙で、このまま面前に出さないと感じ、非公開にさせていただきました。

文章などかなり変わってますが、ご了承下さい。


☆要約☆

・第三次世界大戦は台湾戦争があったよ

・↑の戦争でアメリカは弱体化するよ

・アメリカ軍が世界から撤退するよ。

・日本が再軍備するよ。

・中国が台頭して、連盟をつくるよ

・インドがそれに対抗して同盟を作るよ

・日本も同盟側だよ

・同盟と連盟で戦争が起きるよ


・日本は今とあまり変わらないステータスだよ

・でも海軍めっちゃ強いよ

・一般の日本人は都市部にしか住めないよ


・旅客機は撃ち落としちゃダメなんだよ

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