第25話

25話

<div name> lost day </div>


秋葉原の外れの道

人通りが程よく少なくなる場所にある廃墟のビル


琴木一同はビルから少し離れた場所にたどり着いた


重火器の類でもあればいいがよう立てれるわけもなく、用立てれてもここは街中、使用するのも難しい


戦いに行くと言う格好かと言われれば首を捻る格好


今回は、狂気の遺産を利用して攻略する


そこに武器はあまり必要はない


武器の使用を禁じられれば終わりだし、当然相手もそれを警戒はしているだろう


こちらの遺産の分かる能力がもう少し利用できれば良いが今のところ分かっても仕方ないことばかり


狂気の後のアジト?へ通じる穴のことが分かればまた話は変わるかもしれないのだが。。


八木「作戦は、遊離とその他のメンバーで分かれて突撃、遊離は非常階段から、その他のメンバーは正面のエレベーターから」


正面から一同が入り狂気と交戦。


少し遅れて遊離が突入し、範囲に入り即座に相手の遺産を使う権利を剥奪することを決定する。


一同が一瞬で全滅させられれば終わりではあるが、琴木、はる、がいれば全員を即座に始末することはないと言うことと

狂気の相手を嬲る癖のようなものがあることを利用した作戦


狂気に対峙し、即座に勝負を決める


琴木「、、、行こう皆、組織のアジトへ突撃だ」


八木「アジトの中に何が待つのかはわからないが、奴らの尻尾を掴もう」


組織のことは何もわからないまんまである

やっと掴んだ組織のアジト、内部に進入し何かをつかみたいが


琴木「皆無事で戻ろう、何が掴めるのかわからないが、もうこれ以上犠牲は出したくない、、」


今ここにいる一同、退路はない

今まで通の日常を取り戻すには、組織を完全に消すか

組織から完全に逃げおおせる必要がある

遺産を手にし、使用できる以上奴らのマークから逃げる事はできない

世界のすべてが奴らの手中である以上は


はる「もし、組織がない世界ならどうだったのかな、、」


はるが少し寂しげに言う


琴木「、、僕たちが見てる世界では、それは叶わない願いだな、、」


一同は、レウスの残したビルに向かった




<div name> 突撃</div>


秋葉原の外れ

人の少ない場所にそのビルは存在する


琴木一同はビルに突撃を開始する

遊離だけは遅れて進入する


ビル内、エレベーターで地下に進入する

エレベーター内での時間は無限にも思われた


地下にたどり着きここは狂気の遺産の範囲内と知る一同に緊張が走る


八木が先導してエレベーターから降り

一同が続き

レウスの動画にあった部屋の前までたどり着く


ドアノブに手をかけ、八木と海都が目配せする


細かい作戦では八木、海都が狂気に先行して攻撃を仕掛ける

一同息を飲み覚悟を決めて扉を開けると



部屋の中には

レウスのスマホが落ちていて

机、書類の入った棚


その後ろには(穴)があった


それは(穴)としか喩えようがなく

黒く広がった穴

ブラックホール?にも見えない事はない


八木「奴はどこだ、、、?」


一同同じことを考えていた


いるはずの敵がどこにもいない


琴木は、スマホを拾い上げ


琴木「、、行こう、まずあの穴を調べよう、八木さん、海都は周囲を警戒してくれ、はる、と僕で穴を調べる」


はるは(中)の清香に呼びかけ能力を使用し、同時に琴木も能力を使おうとした




一方遊離は単独で後から進入していた

扉を無事に開け、通路の様子を探るが何も気配を感じない


遊離「、、あの子は、、いないの、、?」


闘う意思を決めたとはいえ弟、

このまま戦わずに済むのであればそれで、いいかと悲観的にもなったが


???「、、通路と部屋の崩壊を決定するぅぅ、、、」


悪魔の声が響いた




穴を調べていた琴木とはるだが、やはり琴気には未だうまく能力の発動ができないみたいで、はるの中の清香が能力を使い調べていた


はる「この穴の中に組織がいる、、だけど、穴の中は普通の世界じゃなく、異世界?のようなもの?みたい、、」


琴木「、、はいってもどってこれそうなのか?」


はる「それは大丈夫みたいだけど、、、この穴は他にも複数あるみたい、、ここの穴は不安定で何かの衝撃とかあれば消えてしまうかもしれないよ」


八木「なら、遊離と合流して突撃するか」


海都「私が遊離を迎えに行くよ」


緊張を解かぬまま海都が部屋を出ようとした時



???「、、通路と部屋の崩壊を決定するぅぅ、、、」



確かに聞こえた、、、!


声が止まりフロア全体が音を立てて揺れだす


八木「遊離っっ!!!奴を封印しろ!!」


八木が叫ぶ



崩壊が始まった



天井が崩れ出し、混乱が一同を走る


通路にいる遊離のもとへ海都が駆けつけた時



部屋へのドアが崩壊した


事木『、、!!穴へはいろう!急げ!」


八木と事木は穴へ進むが


はる「とことぉぉぉぉ!!!!」


海都を呼び海都のもとへ行こうとするが

琴木「行くな!!!!」

琴木が春の腕を引き穴へ入る



はる「、、、いやぁぁぁ!!!!」












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