第6話

6話


<div name>遊離</div>


部屋の中は平和そのものである

静まる部屋に響く排熱ファンの音

キーボードを叩く音


机に向かいギルメン達と戦いに行く

キーボードでDと個人チャットでやり取りし続けているのはもっぱらチャットでやり取りし続けているのは海都の行方

そしてDの追うUNITとは何なのか


未だに掴みきれてはいないが

一つ一つパーツをあつめている


二人で歌うアイドル、、、

単位、、、

部隊、、、?



クーグル先生で調べてみると出てきた単語に目を通す

部隊がそれっぽいが、、、相手にしたくない単語ナンバー1である



ニャンチョン「ktk氏今度のギルド戦なんだけど」


ギルメンからメッセージが来る


琴木はゲームしながら調べ物をし、アニメを見ていた

時代はマルチタスクである


こんな時だからこそ脳のリフレッシュが必要なのである


ともかく、晩飯でも食うかと階下に降りる


冷蔵庫を開けるとはるの書き置きの貼ったご飯があった


冷蔵庫を閉めた


琴木「、、、えっ、、、」


冷蔵庫を開けたらそこには



Gohanがあった


つまりお米in冷蔵庫


書き置きを読んでみる

はる(ご飯食べなきゃだめだよ!)


幼馴染の優しさに目から何かがこぼれそうである


とりあえずチンすればいいだろう、、、多分


おかずがなかったのでコンビニにでも行くかと財布と携帯、ストラップになってきた球体を握りしめコンビニへ向かうことにした


コンビニでヨーグルトと簡単な惣菜を買い

帰宅していく途中に少し散歩をすることにした

少しは外にでるのもいいものである


公園でヨーグルトを先に食べてみたりするときぶんは家出したようである


ブランコに座り色々と考えてみたが

八木の海都のファンから調べているってのを待つのが一番早いかもなぁ、、、


そうしているとレキミが歩いていた


琴木「おっ、、、?」


声に気づきレミキがこちらをみてどんどん近づいてくる


レミキ「ことぉき!公園であそぶのか?俺もまぜろよぉぉ!」


なんか可愛い奴である


他愛のないやりとりをしているとレミキが声を沈めて何かに気付いたようで


レミキ「、、ことき、なんかいやな感じだ、、場所を移動しよう」


琴木「お?、、、おう」


なんだかわからないが顔がマジなので大人しく従い公園から離れる事にした


公園の前の道路をあるいていると


眼前に物体が現れる


コートを着た男?だと思うが

帽子を深く被りよくわからない

琴木「変質者か、、、」


普通にそう思う

隣ではレミキが対象を睨みつける


???「オマエガモッテイタカ、、カエセ、、」


琴木「、、、???、、何をだ?」


???「カエセ、、』


揺れるように近づいてくる対象

レミキが前に立ちカバーに入る


???「遺産を返せ、、」



琴木「胃酸、、、、胃が痛いのか?大変だな」


???「、、、」


冗談の通じない奴である


対象は次第に走り出しこちらに向かってくる


レミキが対象と重なった時


対象は宙を飛んだ


レミキ「パワーーーーーーーーー!!!」


デタラメすぎる筋肉だ、、、


吹っ飛んだ対象は起き上がりまたこちらに向かってくる


琴木の中で以前はるから聞いた海都が消える前の時のことを思い浮かべ、、、

一つ考えがよぎる


琴木「ひょっとしたら、、、、レミキあいつを抑え込めるか?」


レミキ「おう!」


レミキは勢いよく飛び出し対象と重なり折りたたむように押さえつける


結構弱いぞこいつ


地面に押さえつけた対象はもがくが全く動けないようである


琴木が近づき球体を取り出し


琴木「これのことか?」

差し出してみると


??「カエセ!カエセ!」

途端に喚き始める


まぁ、、それっぽいものなんてこれしかもってないがビンゴである

聞けるだけ聞き出してみるかと

近ずいたとき


八木「なにしてるのこんなとこで?」


八木さんが現れる


琴木「こんばんわ、いきなりこいつにおそわれたんです」


状況を軽く説明した


八木「なるほど、、、じゃあこいつがなにか知ってるかもしれないなぁ、、、」


なんか邪悪な気配を感じる、、、、


八木「レミキ君人目つかないとこに移動できるかい?」


レミキ「おう!」


対象を八木が持っていたガムテープで縛り(なぜ持ってるんだろう)


路地裏に対象をかつぎあげて持っていく


路地裏に入り、口をふさぐガムテープを取ると抵抗始めるがガムテープは意外と千切れない


八木「君はなんなんだ?」


???「、、、」


黙秘権というやつである


聞き出すのは八木さんに任せるとして、、、、


琴木「レミキ、辺りに気を配れ、、」


レミキ「おう!」


単純に言葉に従ってくれる

本能で感じているのかもしれないが、、、、



路地であれば死角は少ない、、レミキが後ろ、琴木が拷問始めた八木の方を向き(何か)に備える


少し経つと


レミキ「誰だ、、お前」


何かが現れる


振り向くと



琴木「、、、赤髪、、、!」


赤髪の女がレミキの眼前に居た


赤髪「、、、そいつを離してもらえないかい?」


八木もこちらに気付き


八木「お仲間さん?かな?」


赤髪「さぁねぇ、、?」


八木が近づいてきて小さく呟く


八木「あいつだ、海都ちゃんを攫ったやつ」


琴木「、、!!」


八木「俺たちがこいつを返せば、あんたは誰を返してくれるんだ?」

赤髪「、、気付いたのか」


赤髪の表情が曇ったような、、、、


赤髪「、、どこまで知っている?」


赤髪は少し考えてからそう言った



八木「お前が海都をさらった実行犯、ってことと、、あとはなんだろうね?」


赤髪「、、使えたのか遺産を、、」


こちらをみる赤髪


赤髪「あんたたちに話がある、場所を変えたい」


八木「ここでは言えないのか?」


赤髪「あぁ、少し離れた場所に行きたいからそいつを離してくれ」


八木「noだ、危険しか感じない」


赤髪「ならば、そいつの隣にこのでっかいのをつければいい、私ははなれたところであんたたちが監視すればいいさ、こちらに抵抗の意思はない」


八木「、、、、わかった」

琴木「、、いいんですか?」


八木「女のほうは僕と琴木君で両脇を囲もう、危険かもしれないが情報つかめるのは美味しい」


琴木「、、まぁそうですね、、」


無抵抗になったコートの男(男だった)はレミキに任せ

赤髪を八木、琴木で囲み移動していくことにした


公園から離れ人もそんなに通らない場所のビルまでくると


赤髪「ここの裏口から入る、先導させてくれ」


逃げられないように見張りながら先導させビルの裏口から入っていき3階の1室の前まで来た


赤髪「何を見てもあまり声をあげないでくれ」


そういい部屋のカギを開けるとそこには、、



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