第4話


4話

<div class>胎動</div>




戦っていた


幾たびの戦場を共に駆け抜けた友

手に握る一振りの(相棒)

今回の戦場は辛いものだったが

地に沈む龍が今回の成果と言えるだろう


迅雷の騎士ダッシュ「今回きつかったですね、まさかギルメンが集まらないとは、、」


閃光の魔導師ローズハルト「夜に集合はやはり無理があるのでは?」


ニャンチョン「しかし、メインの戦闘力のあるメンツが夜しか集まれないしなぁ、、、」


ktk「仕方ないさ、ポイント稼がないとギルドランク下がるし、夕方勢ではベリーハードはクリアできないし」


由々しき問題である

参加できない勢からの声が上がっているのだった


ギルド戦を終え、会議みたいなものをしてログオフして


違うソフトを起動する


今朝事件が起きそれの調べ物をするところだった


琴木「どこから調べたものかな、、」


何かヒントはないかと今朝を思い出す





毎朝の日課とも言える

通学を終えて

寝ぼけてぼーっとしながら

ホームルームが始まる



先生「皆おはよう、まず皆に聞きたいことがある」


多少ざわつく教室

いつも必要なことしか言わない先生なので珍しいこともあるもんだ

先生「昨晩、海都さんと話したりあったりした人はいるか?」


不思議なことを聞くものである

ストーキングでもしてるのかこの先生、、


はる「、、昨日一緒に帰って、家まで送ってもらいました」


先生「何変わったことはあった?」


はる「とくには何も、、、」


先生「そうか、、また何か聞くかもしれないからその時は協力してください、、それでは授業に移ります」


淡々と勧められていく授業


休憩になりはるのもとへ移動して声をかける


琴木「なにかあっただろ?」


わかりやすい幼馴染である


はる「うん、、、後で話してもいい?」


琴木「わかったよ」



昼休みに屋上で食事しながら話すことにした

いつもと変わらない授業が終わり昼休みになり

食事を買い屋上へ行くとはるがいた

隣に座り話が始まる


はる「昨日とことと帰っていた時にね」


得体の知れない男に襲われた事を聞く

そして

今朝、海都の母からメッセージが来たらしく


琴木「、、、海都が消えた、、?」


今朝方なかなか起きてこない海都を起こしに母が部屋に向かうと

ベットの上にスマホが落ちていただけで

制服もありカバンもあり

部屋から海都だけが(消えて)いた


琴木「それで先生がああいってたのか」


納得である


はる「昨日の寝る前に配信してたから部屋にはいたんだけど、、どうしたらいいだろ、、」


琴木「今の情報だと少し厳しいな、、スマホも置いていってるしなぁ、、」

途方にくれる


琴木「まぁ、、調べれる事はありそうだから、しらべてみるから心配すんなよ」


いくつかの(心当たり)を思い浮かべる


はる「ほんと、、?とことのことわかるかな」


琴木「わかろうとする事はできるだろ、わからないからわかろうとするんだよ」

そういいパンを飲み込み、立ち上がり

教室に歩き出し


不安そうな幼馴染を背中に

琴木「なんとかなるさ」


と言い放ち教室にもどった


放課後はるは元気がないらしく帰る道中ずっと海都のことをはなしていた

家の中までついてきそうだったので、とりあえず何か分かれば呼ぶからと自宅に帰した


そうして自室に戻り


まず状況をまとめてできる手段をまとめてから

いつもの(日課)をこなすことにしたのだった




琴木「夜には家にいた、配信から朝の6時ごろの間に消えたってことよな」


自室で一人呟く


実際、はるを落ち着かそうと大げさには言ったがなんとかなる気が全然しない

調べようと思う先はいくつかあるがそれで無事解決には程遠く


見つかったとしても、明らかに、実際助けに行くとか

物質的な問題になるだろう、そこでチェックメイトになるよなぁ、、


ともかく調べるかと、この時間まで待ち、(情報網)にメールを送り、昨夜のとことの配信を調べると


1、昨夜の配信が夜に中断されたらしくそのときの中断のされ方が(変)だったらしく今ネット上で少し噂になっている事


2、中断された時間以降、SNS上でもログインしていない様子、PCから、他端末からとかもないみたい


3、配信アプリのダウン、ネットの断線等はなかった


4、過去、今と何件か同様の事件が見つかった



過去に(消失)した人も同様で、携帯電話を残して忽然と消えたらしい、消えた人は男性、女性、年も様々で規則性もない


共通して言えるのは、

消えた瞬間は誰も見ていない事

ネット等色々だが少し有名な人ばかりが消えている事

消えた人は誰一人戻って来ていない事


琴木「少し時間かかりそうだなこれ」


疑問は消えず夜は更けていき


不安を抱え朝がやってくる









琴木「眠い、、、」


やってきた


とりあえずはるにある程度の事調べてる琴と少し時間かかりそうな事をメッセージしておいて


今日から2連休なのでゆっくり調べるかと階下に降りて食事をしようとダイニングに足を進める


はる「おはよーーーー!」


ドアを閉めた



トイレで用を足し

顔を洗い再度

ダイニングのドアを開ける


はる「ご飯できてるよ!ご飯!」

レミキ「ことぉきぃ!飯うまそうだぞぉ!」


増えてる、、、


琴木「なんでお前らいるんだよ、、」


はる「ごはん♪」

レミキ「飯!」


共鳴してやがる、、、、

会話になっていない会話もめんどいので普通にすることにした


琴木「とりあえずメッセージはしたけどまだかかりそうだから連休使って調べるわ」

はる「あ、スマホみてなかった、、ごめんね、ありがとう」


レミキ「??なんの話だ?」


レミキに永遠に絡まれるのが目に浮かんだのである程度だけ話しておくことにした


食事を終え

一度部屋に戻る(レミキが色々とうるさいが意味のある会話ではないので聞き流しながら)と、はるとレミキもついてきた


はる「なんかできることない?手伝うよ!」


力こぶを作るポーズをしている(横でポージングするレミキ)


琴木「今は特にないが、、多分外に出て調べることになると思うから外出の用意しといてくれ、おやつは300円までな」

はる「わかったよう!」


(次々とポージング)


琴木「あと、海都の母の様子とか状況調べてまとめといてくれ、一つでも情報が欲しい」


警察とかも絡むとややこしくなるだろうが、、、

捜索はでてるだろうなぁ、、、


はる「了解しましたぁ!」


(ムキっ)


なんか視界に入れるのも嫌なものがいる気がする、、



午後になり外に行くことになった

人と会う約束をしていたのだ


はる「誰に会いに行くの?」


琴木「あいつだよ、リウス」


そう話しながら街へと繰り出した


(ムッッッキッ!!)最高潮を迎えたようである




<div name>リウスケインフォード</div>



秋葉原という街で出会うのは、メイドとオタクと外人

そう思う


リウスケインフォード

彼は外人でオタクだ

要するにアキバの集大成というものか

意外とイケメンで金髪が眩しい




が、、オタクだ!


外国語も話せて家も大きくてお金持ちである




だが、オタクなんだ!!!



世の中不条理というかなんというか、、


もうすぐ待ち合わせ場所にリウスがやってくる時間、、、

待ち合わせ場所で幼馴染と筋肉と話していると


レウス「琴木氏ーー!」


(ヤツ)がきたっ、、、!



はる「おっ、、おはよぉ、、」

少し引き笑いをする、はる

レミキ「オーッス!」

誰とも変わらないレミキ


レウス「お二人さんもいたのか、乙デース」


レウスはその、、なんというか、、、


顔はイケメン金髪

シャツには萌え命と書かれている

もちろんシャツインしている

何が入っているのかわからないリュックを背負いやってきた


そう、、なんか色々と残念なやつである


レウス「どっ、、どこかメイドカフェでも行く?」


琴木「モクドとかでいいよ、詳しく聞きたいし」


はる「う、、うむ!」

はるはレウスが苦手のようだった


モクドに移動し、卓を囲む

琴木「とりあえず、海都のことを詳しく聞きたいんだ、まず配信中断された時のことから」


はるが隣ではっ!!としていた


(ムキッ)

もうこいつは黙っててくれたらいいや、、、


レウス「あ、あぁ最後の配信のことね、理解した、部屋着配信とかさやっぱ見るじゃん?見ることがぼくたちの使命というか、このために生を受けたと思うんだ、、、」


琴木「詳しく2行でヨロ」


レウス「配信最後は、ノイズが走り1瞬アプリが落ちたみたいに

暗転して明らかに普通の落ち方じゃなかった」


琴木「なんだそれ」


レウス「それでそのまま配信終了になって残念極まりない、けしからん配信楽しみにしているのにまったくもうけしからん!」


(ムキッ)

レウス「アッーーー!」


はる(ひぃ、、、)


琴木「ほんといきなり消えたみたいだな、、

はる、海都の母に来た時の様子聞いといてくれたか?」


はる「うん、朝全然降りてこないから起こしに行ったらいなかったらしくて、ベットにスマホが落ちてて、制服もカバンもそのままだったって」


琴木「それ、配信中に消えたわけじゃなくなったな」


はる「どゆこと?」

琴木「ベットにおちてたんだろ?配信中なら3脚かなんかにたてるだろ」

はる「おお、、!なるほど」


配信が途切れ?てスマホを手にした、そこまでは分かったが、、、


琴木「スマホとか借りたりできないよなぁ、、?」


はる「多分無理かも、、」


最悪警察にあずけられたりしてそうだしなぁ、、、

となると、実際部屋に行くのはどうだろうか


琴木「なぁはる、海都の部屋に入れたりしないかなぁ?」


レウス「海都氏のお部屋ですと?!!!!」


なんかに刺さったらしい


レウス「そ、それはけしからん!拙者も加わろう!むしろおねがします」


レウスが仲間に加わった(タララーン)


はるに来いとの母にお願いしてもらうと了承を得れたので

実際に行く事にした


海都母「何か見つかるといいけど、、、」


と、とても悲しそうに話していた海都の母

実際に娘がいきなり消え、藁にもすがりたいんだろう

泣きそうになりながら話す母親の姿は自分にとってどうしていいものかわからなかったのではるに任せる事にして部屋の中で何かのヒントを探す事にした


興奮していたレウスも母の姿を見て大人しくなっていた


部屋は消えた時間からそのままにしてあるみたいでスマホも置いていた


琴木「しかし、なんか悪いことしてる気分になるな、、」

レミキ「琴木ぃぃ、、いい匂いすっぞ」

レウス「、、はぁはぁ、、」


悲惨なメンツである

一体なにができるのかこのメンツ


そうも行ってられないのでとりあえず調べようとした時に

少しの風を感じた


琴木「風、、?」


部屋の窓が少し開いている


琴木「これって、、」

換気か何かかと思ったが、部屋はそのまま置いているといっていたな、、、


階下に降り母親に聞いてみると、やはり海都が消えたときも窓が少し開いていたらしい


窓から海都が出た?出された?


ともかく大きなヒントである

後は、、手袋してスマホに触ってみたがやはりロックがかかっている

中身に何かヒントないものかと考え、母親に相談してみると


海都母「私もそう思うんだけども、、ロックがどうにもあけれないのよねぇ、、」

琴木「じゃあ、ロック開けれたら中身見て見てもいいですか?」

海都母「娘は怒るかもしれないけども、、それしかないなら琴木君に任せるわ、、」

疲れた様子でそう言うので、スマホを預かる事にした

こういう系は、、(あいつ)に任せたらいいか、、


あとは配信に使っていた三脚は机の上に立ったままで、他は特に何もなかった

(レウスが普通にタンス開けようとしていたがはるにビンタされていた)


時間も立ったしある程度情報も集まっていたので解散する事にして

自室に戻ろうとしたら


はるがついてきたので今の状況を一度まとめてあげる事にした


琴木「今の段階だとどこに行ったかはまだわからないが、

スマホ解析で何かつかめるかもしれない、後は、海都は自室の窓から出たってのが濃厚だ」


思い浮かぶ事は伏せておく


はる「誰かにさらわれたとか、、?」


鋭い奴である


琴木「まぁ、、その可能性もあるが、あいつが無抵抗で連れて行かれるとは思わないし、不安におもうな、なんとかなるからさ」

はる「うん、、」


うーん、、、やりにくいなぁ、、、


凹む幼馴染というものはなんか気を使う


されから色々とはるを気遣い、なんとか帰らせた


自室にもどりpcに向かいメッセージを飛ばす

(話していた事件だけど、被害者のスマホを借りれたんだが解析たのめないだろうか?)

即レスがつき

(了解した、物を郵送で送ってくれるか?)


頼りになる奴である

(送り先を教えてくれ、頼むぜ親友)






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