能面准教授に恋はできるか

作者 小林左右也

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★★★ Excellent!!!

「再婚をしたいひとがいるんだ」と父に告げられた、飛沢准教授三十二才。
現在独身、恋人なし。

父に先を越されてしまった……。
愕然とする中、一人暮らしを始めた彼は、ひょんなことから、ひとりの女子高生(当時)に出会います。

まぁ。
出会い方は、最悪でした。ちょっと笑っちゃうぐらい。
なにしろ、額に押しつけられたコロッケで火傷してますからね。
(何故こんなことになったかは、本文をご覧下さい)

そしてその女子高生山田ひなたは、すぐに飛沢先生の下にやってきます。
大学の、生徒として。
徐々に彼女に惹かれていく飛沢先生。
ひなたちゃんだって、なんだか飛沢先生から目が離せません。

恋心を自覚するものの、「年齢差」「教え子と生徒」という関係性から、今一歩踏み出せない飛沢先生に、つい、ばしりと背中を叩き、「しっかりせんかいっ」と、どやしつけたくなるのですが……。

この、じれじれもだもだが、なんとも良い。
もう、ふたりとも、そうやってずっと可愛いことをしてなさい。

すんなりとお話に入っていける見事な文章。
くすり、と笑ってしまうコミカルなエピソード。
脇を固めるキャラクター達も素敵です。
一話一話が手頃なところで区切られているのも、私的には非常に良かったです。
紙媒体のように空白がありませんので、ビューワー設定で縦書きにして読んでみるのもいいかもしれません。

物語はまだまだ、掲載中。
今回のカクヨムコンで、更新が楽しみな作品のひとつです。