注意緩和:この話は性的な描写が酷いので、苦手な方は読まないでください
ヒュッン!パシンッ!
「あふぅん……!?ひゃぁん……!?」
縄で両手を拘束され吊るされ、下着姿の状態でアリアンロッテ様が私の鞭を食らって甘い声をあげる。私、リンカはその声で背中にゾクゾクとくるものを抑えてアリアンロッテ様の顔を見る。
「リンカぁ……!?お願い……!?もう許してぇ〜……!?」
普段は凛々しくてカッコいいと女性からも男性からも慕われるアリアンロッテ様。そのアリアンロッテ様が私に涙目でやめてと訴えかける姿に、私はある種の充足感を得る。
「ダメですよ。アリアンロッテ様。アリアンロッテ様がした事は、戦争が起きて何十人も死んでいたかもしれないんですから、これぐらいのお仕置きで終わりな訳ないじゃないですか」
「そ……そんなぁ〜……!?」
アリアンロッテ様は涙目でイヤイヤと首を横に振ってるけれど、私からしたらまだ本気で嫌がってないようにしか見えない。だって、私もアリアンロッテ様も久しぶりのお仕置きタイムなんだから存分に楽しまないと……ね♡アリアンロッテ様♡
そもそも、私達がこのような歪な関係に至ったのは、アリアンロッテ様がまだ幼い時の事、あの当時からやたらとやんちゃな問題児のアリアンロッテ様。そのあまりの暴走っぷりに、当時は従者見習い兼アリアンロッテ様の話し相手だった私は、叱る意味を込めて彼女を叩いたところ……
「ご……ごめんなさい……!許してぇ〜……!?」
と、涙目で私に訴えてきたのだ。その時、私は目覚めてはいけない何かに目覚めてしまった。
それ以降、アリアンロッテ様が何かを仕出かす度に、私がアリアンロッテ様をお仕置きをするというのが定番化してきた。そのお仕置き方法も、アリアンロッテ様が成長するにつれ、より過激な方へと変わっていった。
アリアンロッテ様本人は、自分がドMだという自覚がこれでないのである。他にもアリアンロッテ様を慕う令嬢方がいる中で、私を選んだ所からもう本当にドMだからとしか言いようがないのだが、当の本人は……
「やっぱり生涯の伴侶となる人は私をちゃんと叱ってくれる人でないとな!」
と、本気でそんな事を言ったのである。まぁ、このセリフからも十分ドM性癖が見え隠れしてるようなものなのだが……。
今回の一件だと、一応嫁である私に尋ねたら回避出来たはずだ。なのに、それをしなかった事からも、アリアンロッテ様自ら望んでやってるとしか私は思えない。
まぁ、どちらでも構いませんね。私は治癒魔法だけは一級品。鞭で叩いた跡もすぐに治療してあげますから、アリアンロッテ様は本日より三日間お休みをいただいてるそうですし……たっぷり楽しみましょうね♡アリアンロッテ様♡
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます