day -11:メール

一週間と四日前。


 日曜日である。

 従って、ごろごろとしながら過ごしてみた。

 ネットにわざと稚拙な書き込みをして、誹謗中傷を受けることも忘れない。履歴はきちんと残しておかないとな。死ね死ね死ねと、元気な方々もいらっしゃることで。言われなくてもこちとらその方法を模索中だっての。

 夕方から夜へ気持ちも切り替わる頃、卯生からメールが届いた。

 タイトルは無し、内容は一言、「んー」とだけ。

 わけがわからない。毬雲ならまだしも、卯生のこういう行動は珍しい。ので。

 無題のまま返信、内容は一言、「んー?」とだけ。

 書いて送った。


 返信はその日、来なかった。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る