指導者篇(十):同盟
同盟方針
■第一勢力の同盟方針
下位を取り込んで勢力を広げていく
取り込んだ下位の存在感が次第に薄まって順次吸収していける
下位集団が団結するなら、残りの下位と同盟して勢力を上回らせない
上回りそうなら下位同盟を分裂させ可能なら組み入れていく
中国戦国時代・秦が戦国七雄の六国を降した外交術
《『三十六計』第十四計より》
《『戦国策』秦より》
《『管子』覇言より》
《図説『山鹿流兵法』第二章、第三章より》
《『ランチェスター思考』各論十二章、各論十二章より》
《『政略論』第二巻四より》
《『戦略論』第一部第二章より》
■第二勢力の同盟方針
第一勢力と組めば最終的に吸収されてしまうので絶対に組まない
理想は第一勢力以外のすべてと同盟して対峙すること
第一勢力を上回る同盟が成立しても切り崩されないよう同盟を維持する
すべてと同盟を組んでも匹敵できないのなら初めから第一勢力と組む
中国戦国時代・秦を除く戦国七雄が対抗するためにとった外交術
《『春秋左氏伝』晋の復覇の時代より》
《『戦国策』斉より》
《図説『山鹿流兵法』第二章、第三章より》
《『ランチェスター思考』各論十二章より》
《『政略論』第二巻四より》
■下位が生き残るには
第三勢力以下であれば上位との対決は避ける
こちらより下位と戦うか同盟するかして順位を確実に上げていく
第二勢力に上りつめるまでは「非道」な下位集団とのみ戦う
親交のある勢力とは同盟する「王者」の戦いをする
勝利したら「非道」な指導層のみ罰し、他は寛大な措置を講じること
《『春秋左氏伝』鄭の荘公小覇の時代より》
《『戦国策』韓より》
《『韓非子』亡徴より》
《図説『山鹿流兵法』第三章より》
《『ランチェスター思考』総論一章、各論十二章、各論十四章より》
《『政略論』第二巻二十二より》
■最下位が生き残るには
現状最下位もしくは下位を取り込んでも結果最下位となる場合
一つ上の勢力と戦って勝機があり最下位を脱せられるなら戦う
できないならいずれかの勢力といかに有利な同盟を組めるかに賭ける
最下位脱出の方策も根拠もなく戦いを挑むべきでない
勝って同盟を申し入れれば交渉を有利に運べる
負けるとわかっていればのちの同盟先と戦って悪感情を与えないこと
《『韓非子』亡徴より》
《図説『山鹿流兵法』第一章より》
《『ランチェスター思考』総論一章、各論十二章より》
《『政略論』第二巻二十二より》
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