指導者篇(八):諜報
諜報
■情報収集が肝
事前に情報を得ることで「効率よく勝つ」ことに繋がる
無駄なことに煩わされず、最小限の負担で成果を挙げるのがベスト
《『孫子』軍争篇第七、行軍篇第九、用間篇第十三より》
《『呉子』論将篇第四より》
《『司馬法』定爵篇第三より》
《『尉繚子』戦威篇第四、武議篇第八、兵教下篇第二十二より》
《『六韜』竜韜の巻王翼篇第十八より》
《『諸葛亮集』将苑軍蠧、謹候、察情、
便宜十六策治軍より》
《『管子』七法より》
《『三事忠告』牧民忠告より》
《『呻吟語』第六章より》
《『河陽兵庫之記』より》
《『甲陽軍鑑』品第二十二、第四十一、
甲陽軍鑑末書九品之八より》
《図説『山鹿流兵法』第五章より》
《『ランチェスター思考II』二部七章より》
《『言志四録』言志晩録より》
《『政略論』第二巻一、
第三巻八より》
《『戦術論』第五巻より》
《『戦争論』第一編第六章より》
《『戦略論』第一部第二章より》
■諜報の初手
間者は必ずこちらから先に送り込む
まず土地勘と実績があり血縁のない孤立した俗人風の者を二名送り込む
一方は民衆に、一方は行政に直接または接点のある部署に取り入る
官民双方から情報を得なければ諜報で相手方にしてやられることになる
一度得た接点を維持しつつ広範に情報収集や偽情報流布などを行なう
わが身を傷めつける者はいないのでわざと傷をつけて相手に信じさせる
《『孫子』用間篇第十三より》
《『六韜』竜韜の巻王翼篇第十八より》
《『諸葛亮集』将苑腹心、謹候より》
《『三十六計』第三十四計より》
《『河陽兵庫之記』より》
《『甲陽軍鑑』品第二十二より》
《図説『山鹿流兵法』第五章より》
■相手の間者か見分ける
何もしないうちに相手方から情報を教えてくる内通者を信用しない
そういう人間はこちらに好意を寄せる者か相手方の間者かを看破する
こちらが善政を布いているときは好意を寄せていることが多い
相手の求める見返りが割りに合っていなければ間者であることが多い
《『孫子』用間篇第十三より》
《『六韜』竜韜の巻王翼篇第十八より》
《『諸葛亮集』将苑逐悪より》
《『三事忠告』牧民忠告より》
《『河陽兵庫之記』より》
《図説『山鹿流兵法』第五章より》
《『政略論』第二巻三十一より》
■情報を精査する
情報にはバイアスがかけられており、利害両面を曇りなく把握する
事態が起こるのは利があるからであり、誰が利を得るかを見抜く
自分がどうするかを基準に推測すれば相手方の考えに近づきやすい
だがそれに固執せず思い込みを捨てて柔軟に考えることも必要
《『孫子』用間篇第十三より》
《『司馬法』定爵篇第三より》
《『三事忠告』牧民忠告より》
《『河陽兵庫之記』より》
《図説『山鹿流兵法』第五章より》
《『ランチェスター思考II』一部、二章より》
《『言志四録』言志耋録より》
■すぐれた情報に手厚く報償
すぐれた情報の提供者を内密に手厚く報償し、次なる情報を呼びこむ
《『孫子』用間篇第十三より》
《図説『山鹿流兵法』第五章より》
■死間を活用する
死刑囚を釈放して本人に気づかせずに偽情報をつかませる
それを相手方に捕まえさせて、いかにも真実らしく相手方に嘘を流す
嘘を信じた相手方は当然敗北し、間者は殺されるが元死刑囚と割り切る
《『孫子』用間篇第十三より》
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