指導者篇(七):内政
内政
■経済規模に見合った軍備
食糧・資金・物資などの経済規模に見合った軍を調える
経済規模を無視した大軍は長期にわたり維持できない
《『孫子』作戦篇第二より》
《『呉子』図国篇第一、料敵篇第二より》
《『尉繚子』天官篇第一、兵談篇第二、戦威篇第四、
十二陵篇第七、武議篇第八、兵令上篇第二十三より》
《『六韜』文韜の巻六守篇第六より》
《『三略』上略より》
《『孫ピン兵法』上篇簒卒、勢整より》
《『諸葛亮集』将苑不陳、戒備より》
便宜十六策治軍より》
《『戦国策』秦、趙より》
《『論語』学而第一より》
《『墨子』七患、節葬、非命上より》
《『荀子』王制、富国より》
《『管子』中匡、権修、立政、七法より》
《『韓非子』五蠧、亡徴より》
《『貞観政要』仁義篇より》
《『三事忠告』牧民忠告より》
《『闘戦経』第九章、第二十九章より》
《『河陽兵庫之記』より》
《『言志四録』言志後録より》
《『君主論』第一三章より》
《『政略論』第一巻六、二十一、
第二巻六、
第三巻一より》
《『戦略論』第一部第三章、第四章、
第四部第十九章より》
《『戦争の変遷』第四章より》
■富国
重税を課したりむやみにこき使っていては大国といえど必ず自滅する
部材生産、灌漑治水、農地活用、治安維持、技術振興が発展の支え
《『尉繚子』制談篇第三より》
《『六韜』文韜の巻六守篇第六より》
《『三略』上略より》
《『孫ピン兵法』上篇〔強兵〕より》
《『論語』顔淵第十二より》
《『墨子』七患より》
《『荀子』王制、富国より》
《『大学』より》
《『管子』牧民、立政、軽重より》
《『韓非子』五蠧、権修より》
《『三事忠告』牧民忠告より》
■必需品の管理統制
食糧・飲み水・塩など必需品を振興して政府が管理統制する
それらを国民に適正価格で安定供給することで国庫が潤う
次いで道具など「豊かに暮らせる品」を振興し生活水準を向上させる
生活にも事欠く者にいくら道徳を説いても誰も遵守しない
《『荀子』王制より》
《『管子』牧民、軽重より》
■独占して市場で高く売る
自国の品だけでなく他国の物産を巧みに集めて他国民に施し心をつかむ
天下の財を独占し高騰したら必要とする者に売り払って利益を得る
独占する財の他国生産の依存度を高めて専念してところで打ち切る策も
《『管子』軽重より》
《『河陽兵庫之記』より》
■他者の独占を阻止する
他者に独占させないよう禁令を発して私益を図らせない
備蓄を増やし買取価格を高くすれば人々は農業に励み商人の儲けが減る
溜め込む者を「分け与えない罪」で厳罰に処し、分け合うよう仕向ける
《『管子』軽重、枢言より》
■備蓄と物資平滑
民で穀物備蓄を行なうものを表彰すれば名と財を求めて備蓄に勤しむ
不足する物資を徴税の代わりとして相場で集め、不足地に払い下げる
領民から食糧・物資を確保するときは、略奪せず正当な代価を支払う
《『管子』軽重より》
■その気にさせる
「これができたら褒美をやる」と布告して手を上げた者に前金で渡す
約束した手前、人々は死力を尽くしてやり抜く
乗り気になってきたらとことん楽しませて関心を興味に高める
《『管子』軽重より》
■拙速を尊ぶ
直下の部下に仕事をさせるときは「可能な限り早く」結果を出させる
期限はあくまでも「これ以上遅れたら事業が失敗する」目安でしかない
上司は部下が拙速で仕上げたものを修正するために存在する
そうやって仕事の質を高めていけば、自ずと事業は高水準で達成できる
《『孫子』作戦篇第二より》
■成果を精査する
部下に仕事を投げっぱなしにして部下が勝手なことをしないようにする
任せた仕事の成果が予定と食い違っていないかを精査する
食い違っていたら部下になぜ食い違ったのかを説明させる
説明が納得できれば公に方針転換を説明し、仕事の意義を再定義する
投げっぱなしにして後で不都合が明るみとなったときに責任転嫁しない
《引用無し。筆者経験談です》
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