第3話 感染しますた
「ち○こが
オレは遠い目をしながらつぶやいた。
この
クラミジア感染症である。
性病ってやつだな。
あのゾンビめ、”あの日”以前は相当なヤリマンだったに違いない。
最近ヤったのはあの女だけだからな。
ふぁっきん、びいぃぃぃぃぃぃっち!!(怒)
最近は色々とツイてないぜ。
ゴルフ遊びした時に手足は軽い捻挫するし、昨夜はテーブルの脚に足の小指をぶつけた。
そしてトドメに性病をプレゼントされたってワケだ。
ちくしょう、あのゾンビが「タダでは死なないわよ、おーほっほっほw」と高笑いしているのが脳裏に浮かぶ。
黙れこのビッチめが。
復讐しようにも遺体すらもう無い。
ぐぬぬ……、なんか負けた気がして悔しいぞ。
こんな時は八つ当たりに限る。
後でその辺をフラつくゾンビを2,3匹、金属バットでフルスイングといこうか。
しかし何だな。
どういうワケかゾンビ病(?)には感染しなかったオレだが、性病にはアッサリ感染したな。
オレは選ばれし者~みたいな感じに過信してたぜ。
今後は気を着けなければならんな。
折角他者のいないやりたい放題ライフを手に入れたのに、エイズとか発症しましたー、死亡チーンとか洒落にならんわ。
やっぱり女は処女に限るぞえ。
JCたんはあはあ。
でもしばらくお楽しみはおあずけである。
とりあえず今はクラミジア感染症を治さないと。
効くのは何て抗生物質だったかな?
後で薬局漁らないとアカンな。
はー面倒くさい。
オレはボリボリと股間をかきながら道路の真ん中を歩き始めた。
”あの日”以前なら女どもに汚物を見るような目でヒソヒソされただろうな。
ムカつくぜ。
脳内に”あの日”以前にオレをバカにした女どもの顔で再生される。
アイツら、もし死なずに生きていたりゾンビになってたりしたらたっぷり可愛がってやるからな。でゅふふっ(笑)
オレは股間にテントを張られたのを隠しもせず、堂々と歩き続けたのだった。
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