145 夕立をながめせし間に…… 単語、四句切れ

――――――

  晩夏の夕立を


夕立を ながめせし間に 秋ながめ になるか早く 夏はにけり


・ゆうだちを ながめせしまに あきながめ になるかはやく なつはいにけり

――――――――――


[通釈]

 晩夏の夕立を詠んだ歌

 夕立を眺めていた間に、その夕立は秋雨になるか。すでに夏は過ぎ去ったのだなあ。


[補註]

・単語…第四句「早く」→(「はやく〜完了・過去」の形で)すでに、もはや。

・四句切れ。


―――――

夕立を ながめせし間に 秋ながめ になるか早く 夏はにけり

―――――――



(令和元年八月二十六日)(二〇一九年)(夏歌なつのうた

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