144 野を分けてすさびて吹かば…… 句切れなし
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晩夏の野分を
野を分けて すさびて吹かば 片つ方 いろのうつりて 一つ
・のをわけて すさびてふかば かたつかた いろのうつりて ひとついなんや
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[通釈]
晩夏の野分を詠んだ歌
野分が吹き荒れたなら、野の片方の草は秋に色づいて、また一歩、夏は暮れてゆくであろうか。
[補註]
・句切れなし。
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野を分けて すさびて吹かば 片つ方 いろのうつりて 一つ
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(令和元年七月二十七日)(二〇一九年)(
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