141 蜻蛉や夕もはかなき…… 掛詞、四句切れ

――――――

  晩夏の蜻蛉かげろふ


蜻蛉かげろふや 夕もはかなき 暮れどきに 群れて浮かぶか 夏の終はりに


・かげろうや ゆうもはかなき くれどきに むれてうかぶか なつのおわりに

――――――――――


[通釈]

 晩夏のカゲロウを詠んだ歌

 カゲロウよ、言うもはかなき夕暮れ時に、水辺に群れて飛ぶか。この夏の終わりに。


[補註]

・掛詞…第二句「夕も」→「夕も」と「言うも」。

・四句切れ。


―――――

蜻蛉かげろふや 夕もはかなき 暮れどきに 群れて浮かぶか 夏の終はりに

―――――――



(令和元年八月九日)(二〇一九年)(夏歌なつのうた

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