140 茜さす夏も入る日に…… 四句切れ

――――――

  晩夏の日影を


あかねさす 夏も入る日に 紫の かかりまさるか 移ろひにけり


・あかねさす なつもいるひに むらさきの かかりまさるか うつろいにけり

――――――――――


[通釈]

 晩夏の太陽を詠んだ歌

 あかね色の帯びた夏の夕焼け空に、少しずつ紫色が増えていくか。秋へと移ろっていくのだなあ。


[補註]

・四句切れ。


―――――

あかねさす 夏も入る日に 紫の かかりまさるか 移ろひにけり

―――――――



(令和元年八月八日)(二〇一九年)(夏歌なつのうた

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