139 はや秋かと眺め思ふは…… 枕詞、文法、句切れなし

――――――

  晩夏の日影を


はや秋か と眺めふは 天伝あまづたふ 日影の色や 移ろひぬらむ


・はやあきか とながめもうは あまづとう ひかげのいろや うつろいぬらん

――――――――――


[通釈]

 晩夏の太陽を詠んだ歌

 早くも秋かと眺め思うのは、夏の太陽の色が移ろったからであろうか。


[補註]

・枕詞…第三句「天伝あまづたふ」→「日」。

・文法…結句「らむ」→原因推量を表す。

・句切れなし。


―――――

はや秋か と眺めふは 天伝あまづたふ 日影の色や 移ろひぬらむ

―――――――



(令和元年八月八日)(二〇一九年)(夏歌なつのうた

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