131 暮れがちの夏の夕風…… 句切れなし

――――――

  せみ


暮れがちの 夏の夕風 せみの声 ともに涼しく 移ろひゆくか


・くれがちの なつのゆうかぜ せみのこえ ともにすずしく うつろいゆくか

――――――――――


[通釈]

 セミを詠んだ歌

 暮れやすくなった夏の、夕風とセミの声は、ともに絡み合いながら、涼しく秋に移ろっていくか。


[補註]

・句切れなし。


―――――

暮れがちの 夏の夕風 せみの声 ともに涼しく 移ろひゆくか

―――――――



(令和元年八月八日)(二〇一九年)(夏歌なつのうた

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