101 上がりては浮きたつ胸も…… 句切れなし

――――――

  花火を


上がりては 浮きたつ胸も 短夜に 消ゆる花火の 幻の輪か


・あがりては うきたつむねも みじかよに きゆるはなびの まぼろしのわか

――――――――――


[通釈]

 花火を詠んだ歌

 夏の花火は、短夜に打ち上がっては、期待に心浮き立つ胸も一緒に消えていくという幻の花火の輪に見えるかなあ。


[補註]

・句切れなし。


―――――

上がりては 浮きたつ胸も 短夜に 消ゆる花火の 幻の輪か

―――――――



(令和元年六月十一日)(二〇一九年)(夏歌なつのうた

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る