067 見渡せば浜の上には…… 句切れなし、散文取り

――――――

  七夕に海といふことを


見渡せば 浜の上には 天の河 そのまま落ちて 海に流るる


・みわたせば はまのうえには あまのがわ そのままおちて うみにながるる

――――――――――


[通釈]

 七夕に海、という取り合わせを詠んだ歌

 見渡すと、浜の上に天の河が浮かんでいて、その河はそのまま流れ落ちて海に入っていくのだなあ。


[補註]

・句切れなし。


―――――

見渡せば 浜の上には 天の河 そのまま落ちて 海に流るる

―――――――


[散文取り]

 『要説 土佐日記 ―全巻―』日栄社「一一 八日、障ることありて」



(令和元年七月二十四日)(二〇一九年)(夏歌なつのうた

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