061 ひとしきり咲きし紫陽花…… 句切れなし

――――――

  かうべを下ぐる紫陽花あじさい


ひとしきり 咲きし紫陽花あじさい おのが身の 重きに耐えで 倒れかかるや


・ひとしきり さきしあじさい おのがみの おもきにたえで たおれかかるや

――――――――――

[通釈]

 頭を下げるアジサイを詠んだ歌

 しばらくの間、盛んに咲いたアジサイは、自分自身の重みに耐えかねて倒れかかっているように見えるかなあ。


[補註]

・句切れなし。


―――――

ひとしきり 咲きし紫陽花あじさい おのが身の 重きに耐えで 倒れかかるや

―――――――



(令和元年)(二〇一九年)(夏歌なつのうた

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