040 かそけくも来し五月雨は…… 句切れなし

――――――

  五月雨の心を


かそけくも し五月雨は 眺めよと よるを昼とも 分かでそほ降る


・かそけくも こしさみだれは ながめよと よるをひるとも わかでそほふる

――――――――――


[通釈]

 五月雨の趣を詠んだ歌

 やみそうでやまない長雨がやって来て、物思いにふけりながら雨を眺めろとばかりに、夜昼問わず、しとしと降る。


[補註]

・句切れなし。


―――――

かそけくも し五月雨は 眺めよと よるを昼とも 分かでそほ降る

―――――――



(令和元年六月十九日)(二〇一九年)(夏歌なつのうた

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