041 五月雨は分くも分かずも…… 句切れなし

――――――

  五月雨の心を


五月雨は 分くも分かずも 夜昼を 紫陽花あじさい染めに 継ぎてそほ降る


・さみだれは わくもわかずも よるひるを あじさいぞめに つぎてそほふる

――――――――――


[通釈]

 五月雨の趣を詠んだ歌

 五月雨は、夜昼を問わず、その夜昼を、アジサイの開花を促しながら、しとしと降り続けているよ。


[補註]

・句切れなし。


―――――

五月雨は 分くも分かずも 夜昼を 紫陽花あじさい染めに 継ぎてそほ降る

―――――――



(令和元年六月十九日)(二〇一九年)(夏歌なつのうた

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