038 いや来るないやな寄りにそ…… 初句切れ、二句切れ

――――――

  夏にわく虫を


いや来るな いやな寄りにそ 益のある 虫は一つも あらじそあらじ


・いやくるな いやなよりにそ えきのある むしはひとつも あらじそあらじ

――――――――――


[通釈]

 夏に発生する虫を詠んだ歌

 来るな。寄らないでくれ。夏に、人体に益のある虫は、一つもあるまいよ。


[補註]

・初句切れ、二句切れ。


―――――

いや来るな いやな寄りにそ 益のある 虫は一つも あらじそあらじ

―――――――



(令和元年七月二十二日)(二〇一九年)(夏歌なつのうた

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