036 夏や来ぬ蚊やりの煙…… 文法、初句切れ、三句切れ
――――――
夏や
・なつやきぬ かやりのけぶり まがきより いてふくかぜも なつのにおいか
――――――――――
[通釈]
散歩をして、蚊取り線香ということを詠んだ歌
((散歩をしていて、物に感じて、)) 今年も夏がやって来たのだなあ。蚊取り線香がどこかの垣根からにおってきた。その煙のにおいを連れて吹く風そのものも、夏の匂いであるよ。
[補註]
・文法…第四句から結句「〜も〜か」→詠嘆を表す。
・初句切れ、三句切れ。
―――――
夏や
―――――――
(令和元年五月二十三日)(二〇一九年)(
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。