80話 2人ともすることは同じ

俺はまた夢シティにやって来た。今日は買うべきものが決まっているので、よそ見をせず目的のアクセサリーショップへ直行した。


前回に俺の対応をしてくれた店員さんに話をするとすぐにとっておいて貰ったペンダントを出してくれた。


「こちらの商品ですね?」


「はい、そうです。とっておいてくださってありがとうございます」


店員さんは俺がお礼を言うとニッコリ笑って言ってくれた。


「これ、前一緒に来てた彼女さんへのプレゼントですよね?とても可愛らしい人でしたね」


「そうです。俺の...彼女の誕生日が明日なんですよ」


葵のことを可愛いって言われたのは嬉しかった。自分が褒められたわけじゃないのに。


「今、サービスでペンダントに文字を入れることが出来るんですよ。いかがいたしますか?」


「あ、ならお願いします」



◆◆◆



私はちょっと祐くんのことが気になったので鈴ちゃんに聞いてみた。祐くんのことを疑ってるわけじゃないんだけどね。


「お兄ちゃんなら今日は買い物行ったよ。なんでも大事なもの買うんだって」


今、鈴ちゃんと通話しながら祐くんの用事がなんなのか聞いてみた。鈴ちゃんにも言えない大事なものってなんだろ。でも、祐くんはたぶんすごいことをしてくれるに違いない。なら、私もそれにお返しできるようにしたいな。


ということで私もこの前いいなって思ってた服を買いに夢シティにやって来た。祐くんにぴったりなかっこいい服。私はこれを祐くんにプレゼントすることにした。


「6328円です」


レジの店員さんにお金を払う。と、店員さんが私の方を向いて微笑んだ。どうしたのかな?


「この前。彼氏さんと当店に来られてましたね。これは彼氏さんにプレゼントですか?」


え?私たちってそんなに目立ってたの?


「ふふふ。そんなに目立ってた?とか思いました?」


「はい。そんなに騒いだりしてないはずなんですけど...」


そう、確かにとでも楽しい時間を過ごしたけど他の人の迷惑になるようなことは私たちはしてない。


「なんていいますかね。お2人のラブラブオーラとでも言うんですかね。それが凄まじかったんですよ。それで目立ってましたよ」


「そ、そうでしたかっ」


一気に恥ずかしくなっちゃった。最近いろんな人からそんなこと言われるけどそんなに私たちすごいのかな?祐くんのことにしか頭が働かないからわかんないや。


「素敵な彼氏さんでしたね。これからも仲良くしてくださいね。その時はまたよろしくお願いしますね」


私は祐くんへのプレゼントを持ってお店を出た。帰り際に店員のお姉さんの


「私もあんな彼氏欲しい!!」


と言う言葉は私は聞こえなかったよ。本当だよ?



こんにちは 九条 けい です!ここまで読んでくださってありがとうございます!80話まで書くことができました。これも皆さんの応援などのお陰です!またフォロワー様200人を超えました。本当にありがとうございます!これからも書いていきますのでよろしくお願いします!

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