74話 スイーツパラダイス

 俺たちは夢シティにやって来た。月曜日の10時近くなのに人が多い。やっぱり夏休みになったからかな。


「来たね祐くんスイーツパラダイス!今日はケーキとか食べて食べて食べまくるよ!」


 あれ、昨日の打ち上げでもめっちゃスイーツ食べてたよね。そんなに食べても大丈夫なんだろうか。いまさらだけど。


 スイーツパラダイスは色々な県の有名なお菓子だったり有名なケーキ屋などが出店していてどれも美味しそうだった。ただ値段が高校生にはきついかもしれない。


 ケーキ5個券が2000円...一個あたり400円って考えたらそんなでもないけどケーキ5個も食べれるかな。5個券が最低の券なんて...複数人で来たらいいけど1人で来るのはきついかもしれない。


「葵、これ俺と葵の2人で1枚で良くないか?」


 ふんふんともう財布から2000円を取り出す葵。まだ券を購入するまでは人の列があるので今ちゃんと話とかないと。


「ダメだよ祐くん。ここは2人しっかりそれぞれ5個、しっかり食べようよ。なかなかこんなイベントないんだし」


 そこまで言われてダメとは言えないので俺も食べる覚悟を決めて5個券を購入した。


「じゃあ祐くん4つ好きなの選んだらここの席に集合ね」


「え?俺たちが買ったのって5個の券だよな?なら4つじゃなくない?」


「それは内緒。でも絶対に5つ取って来ちゃダメだよ。約束ね」


 よく分からないけどそう葵が言うので4つ選んでこよっと。


「どれもこれも美味しそうだな」


 そうしていろいろな店を見ると本当にどれもこれも美味しそうでやばい。4つ以上食べたいものがある。やっぱり5個券買って良かったかも。


「とりあえずこれは外せないな」


 俺が一番に選んだのはチーズケーキ。俺はケーキを食べる時絶対にチーズケーキを選ぶ。今回はニューヨークチーズケーキでめっちゃ美味しそう。


 その次に選んだのがティラミス。これも俺の大好物だ。それでフルーツタルトと、ミルフィーユを選んで俺のスイーツドラフト会議は終了した。


 本当にもう1個分で何するんだろ。俺はそんなことを考えながらお皿いっぱいのスイーツを持って席に戻った。


 葵はまだ戻って来てなくて1人席に着いた。周りを見てみるとやっぱり女子が多い。女子ってやっぱり甘いもの好きなんだな。あ、よくみるとカップルっぽい人もチラホラいる。


「祐くんお待たせ」


 俺が周りの人たちを見てる間に葵も帰ってきた。葵のお皿にはガトーショコラに苺のショートケーキにモンブラン。そして可愛らしいトッピングのされたプリンが乗っていた。


「うん、葵お帰り。それでもう1個の分はどうするの?」


「ふふーん。祐くん私に着いて来て。あ、お皿はそのままで大丈夫だよ」


 俺は葵に言われたまま葵に付いて行った。とっても楽しそうにしてるけど何があるんだろう。

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