43話 これからだよ


「「終わった〜!」」


 今は深夜、いや朝の5時。俺たちのはついに動画を全て編集し終えた。まじできつかったけど葵が横に居てくれたから頑張れた。そして葵が手伝ってくれたからここまで高いクオリティで完成したと思う。


「おつかれ、葵。それで、ありがとう」


「お疲れ様、祐くん。私、祐くんの力になれたかな?」


「当たり前だろ!葵はいつも俺の力になってくれてる。今日だけじゃない。今まで葵が居てくれたからここまで頑張ってこれたんだ」


 葵が俺の力になってくれている。それを今日すごく実感した。


 本当はここまで葵がする義務なんてないのに、俺のために徹夜してまで頑張ってくれた。


「ほんとにありがとう。俺も何かあったらいつでも手伝うから」


 もとより葵のためにはなんでもする所存だが今一度決意した。


「私もいつでも祐くんからたくさんのものを貰ってるから。私こそありがとね」


「葵...」


「ふぁ〜。祐くん私もう眠たい...」


「そうだな。学校行くまでなら寝ても大丈夫かな。俺のベット使ってよ。いやだったら布団持ってくるよ」


「嫌なわけないもん!」


 そう言うと葵はダイビングして俺のベットに入った。そしてクイクイ手を振る。


 俺もベットに入る。


「これじゃ寝ようにも寝られないよ」


 葵がなんか興奮してるっぽいけど2日連続徹夜のせいでもう限界だった。


「おやすみ祐くん」



 ◆◆◆



 ピピピ


 目覚まし時計がなった。ものすごく眠いけど今日は起きないといけない。葵はまだ寝ていた。


「お兄ちゃん!朝だよ!起きてね!」


 妹の鈴が元気よく部屋に入ってきた。


「お兄ちゃん!?」


 鈴が驚いた顔をして俺を見ている。何か変なことがあったのかな?


「どうして葵さんがいるの?まさかお母さんたちに内緒でこうやって一夜を過ごしちゃったの!?」


 鈴があたふたしてる。


「ん〜?あ、祐くんおはよう」


「おはよう葵」


「葵さん!どうしてここにいるんですか!?それに葵さんこんなに寝坊助さんじゃないですよね」


「それは祐くんが大変そうだったから手伝いに来て...それで祐くんが寝かせてくれなかったの」


「お兄ちゃん!?」


 葵はまだ少し寝ぼけているらしい。とりあえず鈴には昨日からの説明をして部屋を出ていってもらった。


「葵、大丈夫?まだやっぱり眠いよね」


「ん!大丈夫!それより今日はこれでちゃんと回れるようになったね!私とっても楽しみなんだ!」


 葵はとても楽しみにしてたからなぁ。俺も楽しみにしとけど。


「そうだな、これからが俺たちの文化祭本番だな」


「そうだよ!これからだよ!」


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