番外編 風間カップルの日

 40話記念でいつもは書かない風間 進くんとその彼女とのストーリーです。


 俺は風間 進(かざま すすむ)十二条高校のハードボール部に入ってる。ポジョンはショートで2番を打ってる。


 さてそんな俺にはとっても可愛い彼女がいる。中学の時から付き合い始めて同じ学校にも行くことができた。中学3年の秋からの受験勉強はきつかった。まじで忘れないもはやトラウマレベル。


「すすむ〜。あたませっ!」


「俺も今来たとこだよ。」


 今日は彼女とのデートの日。名前は雨宮 春香。

(あめみや はるか)俺は愛称で春って呼んでる。


 今日は部活がないのでこうして2人で遊びに行くことにした。昨日決めたことだけど、こうやって春と遊びに行くのはいつでも楽しい。


 そういえば今日祐輔と若宮ちゃんの一大イベントだったな。うまく行くといいけど。いや、ぜったいうまくいくか。


「それじゃいこっ!」


 そう言って春は自然に指と指を絡ませて恋人繋ぎをする。中学の時なんかぜんぜん恋人っぽことはできてなかったけどいつのまにかこうやってするようになった。


「すすむ今日行くとこわかってるよね?」


「もちろんね、ボーリングだろ?前はギリギリ負けたけどつぎは負けんからな!」


「なら今回も負けた方が罰ゲームね!」


 春はなぜかボーリングがうまい。俺もいけると思ったけど未だに勝ててない。毎回あと少しで負けてしまう。



 ◆◆◆



「いぇーい!」


「やるなぁ。」


 春のやつまたストライクだ。今は10点差で負けてる。


 パーン!俺と春のハイタッチの音が響く。悔しいけど春のストライクにはちゃんと祝福しないとな。笑顔で近寄ってくる春が可愛い。


「ふふーん!すすむ!これでもう私の勝ちは決まったよ!」


「いや!まだ可能性はある!」



 ◆◆◆



「なんでなんだぁ!!」


 俺は地に伏していた。結果は217と210で俺の負け。今回も負けた。最後かなり追い上げたと思ったのに春も譲ってはくれなかった。


「今日も私の勝ちだね、すすむ!」


「あぁ、一思いに決めてくれ。」


 敗者の俺に拒否権はない。それがこの世の理なんだ。


「よし!プリクラ撮ろう!」


「それだけは勘弁!...え?それでいいの?」


「最近取ってないでしょ?すすむと撮る機会そんなにないから。いいでしょ?」


 もっとヤバめかと思ったけど今回はとても可愛い罰ゲームだ。どうしたんだろ。


「よし!なら撮りに行くよ!お金はすすむ持ちね。」


 そんなに可愛くなかったかもしれない...



 ◆◆◆



「久しぶりのすすむとプリクラだぁ!」


「それはよござんすね。」


 まさかプリクラだけで千円を超えるなんて思ってもなかった。


「んふふーすすむとのしゃしん〜。」


 でもやっぱり春は可愛い。こうやって笑顔でいてくれたらどれだけ嬉しいか。自惚れかも知れないけど俺の前で見せてくれる笑顔はみんなに向ける笑顔とは違う特別なものだと思う。本人に聞いてないから分からないけど。


「どうしたの?すすむ。」


「いや、やっぱり春って最高の彼女だなって。ずっといてくれて嬉しい。」


 ボッと春の顔が赤くなった。



「そ、そりゃね!私はすすむのこと大好きだし?当たり前よ!」


「はははっそっか。俺も大好きだぞ?」


「んもぅ!嬉しいよぉ!」


 こうやって俺たちのデートはいつも最高に終わる。

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