comicwalkerから来ました。続きが気になって一気に読んでしまい、明日の仕事に差し障りそうですが、どうしても作者様に感想を伝えたくて。乱文をお許し下さい。
同性愛者の苦悩を理解しつつ(少しですが)読み進み、純君が前向きに幸せになってくれた事は本当に救いでした。(さやちゃんありがとう。)
しかしながら、中学生の僕と兄ちゃんの絶望的な結末と、それに巻き込まれた細川さんが可哀想で…悲しい気持ちでこんなに泣いたのは久しぶりです。
僕のお父さんとお母さんにも腹が立ちながらも気の毒で…自分で命を絶つという事は恐ろしい事だなと改めて考えると共に、そうせざるを得ない程の絶望が、この世には溢れているのだろうなと。
とにかく、美しい言葉達と読み手を飽きさせない文章力で、こんなに重いテーマを読み込ませて頂き、ありがとうございました。(嫌みっぽくなってる…)
これからも創作を楽しみにしています。
作者からの返信
コメント遅れてすいません。今comicwalkerから来ることあるんですね。ちょっと驚き。一気読みし、明日の仕事に差し支えそうな中、感想まで頂けて本当に光栄です。書いた甲斐があったと思います。
これからも重めのテーマを読みやすく書く作品は書き続けていきたいなと思っていますので、応援のほど、よろしくお願いいたします😉
凄く良かったです。
最近の「愛はどんな形でも同じ愛だ」、「同性愛者なのではなく、たまたま好きになった人が同性だった」、「お互いがお互いの唯一無二の存在」とかに、モヤモヤした気持ちがあったので、本編とこちらの作品を読んで、自分の感じていたことはこれだったのだなぁと実感しました。
ありがとうございました。小野くんが好きなので、幸せになってもらいたいなぁと思います。
作者からの返信
なんというか、ぼんやりしてますよね。姿形をしっかりとらえた上で「それでも」なら違うんですけど、そこまで達していないと言うか。自分も小野は好きなので幸せにしてあげたいですね。感想ありがとうございました😉
じーんと来ました。ありがとう。
作者からの返信
どういたしまして
編集済
本当に面白かったです。ありがとうございました。
どうしてもコメントしたくなって、登録しました。
本編でもそうだけど、なんで途中声出して笑ってたのにこんな画面見えなくなるぐらい泣いてるんでしょう…刺さりすぎますね、(途中、なんか中学生に完璧コメント返してるナオトさんにも泣かされるし、ハァー)
本編純くんは、「普通」になりたい純くんが自分の「普通じゃない」ところも認めて、成長する話。
続編純くんは、純くんがいままでないがしろにしてた(というか、同性愛という問題が大きすぎて、純くんが周りの子のように経験できなかった)「同性愛者としての普通」じゃなくて、ひとりの「人としての普通」を人生から取り戻していく話。
↑これ、めっちゃ大事だと思うんですよねー。本当に世の中の創作物に現れない同性愛者の精神成長をよく汲み上げる。感謝しかない。
そして、
続編ファーレンハイトは、どこまでも「普通」になれなかった男の子の話。「普通」に馴染めなかった、属せなかった、許せなかった男の子の話。ファーレンハイトは、純くんが憧れた、一軒家で、お父さんがいて、夕方には当たり前のように家族そろってカレーライスを食べられる「普通」を手にしているんですよね。実は、家族からも兄ちゃんからも幼少期に愛されてるので、自己肯定感が高く両親からお金も出してもらえる。だからこそ、ハイパーリベラルと言えるほどの正しすぎる正義を行使できたんですよね。カノホモにはたくさんのゲイのキャラクターが出てきましたが、彼ほど自己肯定感が高く、世の中の不公平に対して、愛と正義に生きたキャラクターはいなかったなと思いました。
ゲイ作品の王道デッドエンドをこんなにも現代的で爽やかに描ききってくださったことに感動します。やっぱ、生きなきゃダメだなってなります。
純くんとの対比は多すぎてそれだけで泣きたくなっちゃうけれど。自転車の不安定な魅力が死のメタファーになっているのは「青の炎」をすこし思い出しました。
関西弁は梅田で遊ぶ高校生にしては、コテコテすぎますねw かわいいすぎた
僕もBLに助けられたけれど、中学生や高校生のときにカノホモに出会いたかったなと、そんなもしもを考えてしまうぐらい良い作品でした。
ありがとうございました。
追記
中学3年生、春(8)ですね、
「ペガサスとか、ユニコーンとか、そういう空想上の生き物を見つけた気分」になるけど、同時に、目の前の同性愛者が自分と同じ経験も価値観も孤独も共有していないことに気がつく。自分からはなにも与えていないのに、ただ同性愛者というだけで、自分の理解者になるわけじゃない。でも、そのことに気づいたときには、自分のアイデンティティは「同性愛者」にひどく傾いてしまっているから、上手く生きられない。そんな前提があって、
純くんは、実はオールドタイプなところがあるから、本編でも続編でもそこで悩むし、誠さんもコウモリにならざるをえなかった。その点、続編のキャラは、感覚がすこし若いから、そのあたりはわりとスルッと乗り越えてしまう軽やかさが羨ましい。
ファーレンハイトは、純くんと兄ちゃんが自分を好きになれないことを、驚くほどすぐに見切ってしまうし、九重くんも明良も学校でゲイアプリを開いちゃうぐらいには最初からカミングアウトには好感的。いいなと思います。
もちろん買いました。紙版なので、布教できちゃいますw
作者からの返信
こちらこそお読み頂きありがとうございました。どのコメントだろう……返し過ぎてて分からない……
色々と感じ入って頂けたようで何よりです。確かに同性愛者の人間としての成長、というかアイデンティティを「同性愛者」に振りすぎていることによって起こる弊害はあまり書かれませんね。そもそも同性愛者としてのアイデンティティを全く持ってないパターンはありますけど、それは主旨が違いますし。ここは自分ならではの視点が生きていて好きなところなので、お褒め頂けるのは嬉しいです。
ファーレンハイトは、そうですね。うっすらと認めて貰いたい気持ちがないわけではないのですが、子ども特有の勢いでそこをカバーしてしまった感じがあります。あんな終わり方でも心によいものが残る読み方が出来たのなら良かったです。「青の炎」は言われてみたらそうですね。読んだことあるので、無意識に入り込んでいたかもしれません。
関西弁事情は全然分からないので……まあ大目に見て下さい。現代を生きる若い子たちが本作から何かを得て、前に進んでくれればいいなと思います。
重ねて、読了およびコメントありがとうございました。また同性愛をテーマにした新刊を出していたりもするので、そちらも含め、気になる他作品がありましたら是非よろしくお願いいたします。
私はこの作品を知ったのが最近で、前の作品にコメント失礼します。
今は、「自分たちは恋人です」って胸を張って言える世の中では無いと思います。
いつか、そんなふうに同性愛が認められて、いじめのような事もなくなることを願っています。
ハッカ飴の所、涙がでてきました…
執筆、お疲れ様でした。
こんなに考えられたのは久しぶりです。
このような作品をこの世に生み出してくださり、ありがとうございました。
作者からの返信
そうですかね?割と胸張って言ってもそんな大変な起こらないと思ますよ。もっともいじめは「ムカつく」が先でその後に原因を探すものなので、何でも原因になる可能性はありますが……
ここに関しては、その人が周りといい人間関係を築けているかどうかという話なんじゃないかなと思います。
色々と考えてみてくれれば嬉しいです。こちらこそ、お読み頂きありがとうございました。
終わっちゃった。こんなにおだやかな気持ちで読み終える事ができるなんて、少し前には考えられなかった。
でも、そうか 、細川さんもちゃんとここに来れてるんだね。
「これからたくさんある」と思ってた時間がもう無かったって、そう知った日、彼女たちは絶望しただろうか。ファーレンハイトの恋人の居るところ。そこにこうして彼を思う人たちが集う。兄ちゃんもきっと嬉しいよね。きっと。この先いつかここで、偶然相見えた彼らがどんな会話を交わすのか、それとも交わさないのか。風を感じるたびに思い起こしそうです。
作者からの返信
このBonus Trackは初期構想にはなかったので、そう言って頂けると書いた甲斐がありました。今は空白になっている様々な人の様々な気持ちに想いを馳せて頂ければ、自分としてもとても嬉しいです。また何か書きましたら、よろしくお願いいたします。
素晴らしい作品、有難うございました。
作者からの返信
こちらこそ読了およびコメントありがとうございました。また何か書いたらよろしくお願いいたします。
編集済
ファーレンハイトは風になったの
(と解釈出来るところが)
すごく好きです。
最期に向かう風も印象的だったことが脳裏に蘇るのも、カーテンをそよがせた風が穏やかだったことを思うのも、なんだか素敵です。あの時の荒々しい風に魂移りしたのかな。
純くんの頬を撫でるカラッとした風も。
みんな君だね、って思えるのが好きです。
先客の演出も嬉しいな、ハッカ飴。細川さん。
純くんには誰かわからないのに読んでるこちら側にだけわかるのも、
好きです。
了にここで気がつきました。
純くんの幸せなお話で結んでくださってありがとうございました。
続、彼女が好きなものはホモであって僕ではない のご執筆
長い間、本当に先生おつかれ様でした。
ありがとうございました。
作者からの返信
こちらこそお読みいただきありがとうございました。色々と想像して、感じ取って貰えれば幸いです。また何か書きましたらよろしくお願いいたします。
天国の先生へ 先生もたまには風になってファンに会いに来て下さい あれ、これもしかして……そんな風に感じる自信有ります 素敵な作品を残してくださったこと改めて感謝申し上げます(祈)