兄ちゃんの心を思うと、辛さを、辛いという言葉では言い表せない。ああ、なんで、俺はこいつを抱いてしまったのか。どうしてあのとき、ゴムがないまま進んだのか。後悔と言う言葉は、この時のために存在するって、思っただろう。
作者からの返信
そうね(´・c_・`)。しかし肝心のファーレンハイトとは温度差があり、これが後に……(意味深)
彼を責めるつもりはないけれど、説得して一緒にゴムを買いに行くとか、買ってくるから家で待っててとか無かったんでしょうか……
あ、それだと純くんには出会わないか…でも少なくとも彼の最期を見送らせて貰えた…?
作者からの返信
それが出来てたら抱かないんじゃないかな。まあそれが正解なんですけど
ベランダの細い手摺の上に立ち、後にも先にも行く道はなく、今その時しかなかったのだから……命さえ惜しいと思わない僕側の気持ちが、こんなにも一途に相手のことを思えるのかと胸が痛いくらいです。「兄ちゃんが初めて僕を認めてくれた大切な思い出」兄ちゃんを苦しめる悪い思い出にはしたくないのに僕は兄ちゃんを、泣かせてしまった。相手本位にそこまで思えるなんて。「兄ちゃん」と呼びかけられた声が耳の中でこだまして胸の深いところに落ちていきました。人を愛するということを考えさせられています。
作者からの返信
まあこれはこれで歪んでますけどね……結局のところこの子のこういうところが結末に繋がってる