“安藤純は、微笑っていた。
――大丈夫だよ。
大丈夫。どんなことになっても君を見捨てない。僕は君の味方だ。だから安心して、踏み出して。必ず受け止めるから。
穏やかな視線から、優しい言葉が伝わる。”
↑ここ、もう大好き。純くんの周りの空気の色が見えるみたい。
“おれは立ちすくみ、安藤純を見やる。鼓膜の外側で直哉のカウントダウンが響く中、鼓膜の内側では、昼に読んだブログの文章が安藤純の声で再生される。”
↑こっから先の声の重なり方、鼓膜の内と外でという掛け合いもすごく好き。
声を、すごく想像します。音で感じる。
先生の言葉から色んな、光や音の波長を受け取るの、とっても好きです。
作者からの返信
魅せ場なので演出に凝りました。思いついて良かった……
明良!頑張れっ!!応援するっ!
先生の小説って、本当にキャラが素敵でつい感情移入してしまいます。
続きが、とても気になります。
作者からの返信
ありがとうございます。しかし頑張り過ぎてしまった…
編集済
「他人を愛するためには、自分を愛する必要がある。」
このフレーズはよく聞いた覚えがある。
「自分を愛するためには、他人に愛される必要があって」
この先生の言葉に目から鱗だった。
確かに幼い子どもは親の無償の愛情によって、人を愛すること、信頼することを無意識に学ぶ。
他人から愛されるためにはまず自分を愛さなければならない、でも人から愛されなければ愛しかたも分からないですよね…。
なんかとても腑に落ちました。
作者からの返信
その辺の話は『僕とぼくと星空の秘密基地』という作品でも書きましたね。無意識だったのですが、自分の中で大きなテーマなのかもしれません