第8話 俺の部屋のワンピース

散歩から帰って永崎さん(メイド)の料理を食べた。

媚薬トラウマを入れられることもないので安心して食べられた。

それにしても美味い。ビーフシチューが口の中でとろける。

ご飯を食べ終わり、椅子に座っていた時。


「輝喜く〜ん!部屋の案内をするねー」


「あ....はい」


そういえばまだこの部屋しか行ってなかった。お言葉に甘えさせてもらおう。


「まず輝樹くんの部屋に案内するわね!二階よ!」


「共同の部屋じゃないですよね?」


「そうしたいんだけど部屋が手狭でねー....」


「よかった.....」


螺旋状の階段を上がり、二階へ行くと長い廊下の左右に部屋が2つずつある。


「この右手前の部屋が輝樹くんの部屋ね!」


「あ...ありがとうございます!」


「入ってみて(๑╹ω╹๑ )」


「はい.......!!?」


「えへへ〜(´∀`)凄いでしょぉー!」


「なんで俺の部屋が....!???」


目の前に広がるのは親父と住んでいた家の俺の部屋。


「これ.....どうやって....!?」


「恵が一晩でやってくれました!」


「永崎さんスゲェ!!?」


「ベットの下とかも全部忠実に再現したよ!」


「え」


「ん?」


慌ててベットの下を確認する。

そこには俺のワンピース《エロゲ》があった。


「お姉さん好きなんだね....///」


「内容まで確認しないでぇ!!!」


死にてぇ!


「ヤりたいのなら私がやらせてあげるのに!」


「2次元と3次元は違いますからね!?」


「・・・」


「どうしました?急に黙って?」


「ねぇ、輝喜くん....私...今...凄く幸せだよ?だぁ〜い好きな輝喜くんと一つになれてるんだもん...!痛くないよ?好きなように....動いて?❤︎」


それはエロゲ『お姉ちゃんと過ごした1年間』のメインヒロイン、明日美あすみの初体験のセリフだった。


「それを.....どこ....で!?」


「輝喜くんが泣きながらプレイしてたから

どうなんだろうと思ってしてみたら予想以上に泣けたから...!」


「わかります!その気持ち!」


あのエロゲは笑って泣ける超大作である。

アレは全人類がすべきである...!


そして今の玲奈さんの演技。

もうやめて!俺の息子はビンビンよ!


「私も負けてないでしょう?」


「異論はないです....!」


想像以上の破壊力でした...!

ご馳走さまでぇぇぇっす!


「次は私の部屋に招待するわ!」


「え」


犯されないか心配なんですけど!?

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