文章力とは何か?


 お久しぶりです星浦です。


 私自身が未熟であり、考えていることはあるのですが――それを試す前にここに書くのもおかしいと思い(推測での話になるため)更新していなかったのですが、たまには更新してみます笑


 さて、ここからタイトルの話に入りますが、皆さんは〝文章力〟とは何だと思いますか?


 文法の正しい文章、丁寧な文章、読みやすい文章、テンポの良い文章、精密に情景の浮かぶ文章など、文章には良いと思われる様々な方向性がありますよね。


 最低限の文章力というのはもちろん必要だと思いますし、自分の中で〝ここが足りない〟という明確なビジョンがあれば、足りない部分を補っていけば良いと思う訳ですが――その先で、さらに上を目指そうとした場合に、何を目指すべきなのか。

 

 これっていうのは結局のところ、目標によって大きく異なります。


 もちろん芥川賞などの純文学を目指すのであれば情緒的な方向性が求められますし、逆にネット小説で一山当てたいのであれば、テンポの邪魔になる文章はそぎ落とすべきです。


 結局のところ、同じ分野のプロであっても人によってまちまちで、答えが定まっていないんですよね。


 そんな曖昧な文章力という言葉ですが、その一つの答えに思い当たったので書いておきます。


 私は〝文章力〟とは、〝自分の書きたい物語に最適な表現を実現できる力〟だと思っています。


 これは結局のところ、バランス感覚です。


 これは作者によって違いますし、読者によっても異なります。


 芥川賞を目指すとしても、丁寧に描写を書き連ねすぎて冗長すぎると感じることはありますし、逆に〝なろう〟を目指すとしても、単調すぎて味気ないと感じることもあるでしょう。


 これもライトノベルの面白い所ではあるんですが、この幅がライトノベルは物凄く広いです。


 私はここ二年間ほど、文章力の中でも、読みやすさを伸ばしたいと思って活動していました。


 そのために表現を単調にし、テンポを良くするために描写自体を短くまとめるなどの工夫を凝らしていた訳ですが、どうも最近、表現が味気なさすぎると思うようになりました。


 当たり前の事ではありますが、表現を削ぎ落せば、それだけ魅力的な文章は減ることになります。


 私はここからは表現をもっと豊かにして行こうと舵を切りなおそうと思っていますが、その方向性として大切なこととして思い至ったのが今回の内容です。

(正直に言って私は頭が悪いので、一度試してみないと、どこまでそれが大切な要素なのかがわからないんですよね笑


 読みやすくするにしても、文章全てを読みやすくテンポ重視にするべきではないな、と感じた次第です。


 例えば、何気ない風景でも、ふと見上げた夕焼けが心に残るように――主人公が感動した風景に対して半ページほど割いて描写を書き込むのは〝必要な〟描写です。


 反して、これから特に登場しないようなモブキャラクターの見た目を深く描写してテンポを悪くするのは〝不必要な〟描写だと思います。


 必要な描写は魅力として価値のある文章ですが、不必要な描写は読者の負担で無駄にしかなりません。


 最終的に何が言いたいのかと言うと、

 現在書いているその描写は、本当にその場面に必要な分量や表現方法を出来ているのかということ。その場面の描写に、どれだけの〝重さ〟を置くのかを決めて、できるだけその理想に近づけるべきなのではないか、ということ。


 文章力についてずっと悩んでいたのですが、その〝重さ〟を見極めるバランス力を鍛えることが大切なのではないかと思います。


   ***


 ……私の考えることって言うのは、結局のことろ、当たり前の事が多かったりしますね汗


 上記の内容だって、考えればすぐにわかることですし、こうして一年や二年も試さなくても、小説を書き始めて最初に気づくことです。


 しかし、その分だけ、その大切さに対して一段深く踏み込むというのが〝上手くなる〟ということだと私は思っております。


 今回もまた、深いことを書いているようで、浅いことを書いているような内容でした笑


 久しぶりの更新ですが、今回もお付き合い頂いてありがとうございます。


 ……皆さんは執筆活動順調でしょうか?


 小説を書くのって凄く大変ですが、頑張ってくださいね。


 お互い執筆活動頑張りましょうっ!

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る