『まどか☆マギカ』から学ぶ〝意味の正体〟と〝王道展開〟
こんにちは。
星浦です。
素人の創作論なんて誰も読んでないだろうと思っていたら、連休中にPVが二倍ぐらいになっていました。元々がそんなに伸びている創作論ではないので大したことはないんですが――お読みいただき、またここまで着いてきて下さってありがとうございます。
さて、前置きもそこそこに、『まどか☆マギカ』から学べる部分について書いていこうと思います。
『まどか☆マギカ』は私が最も好きなアニメ作品です。
見たことがある人が多いと思いますし、私が説明するよりも、実際に観て楽しんでもらった方が早いので物語の説明は省略しますね(観ていなくて、話が通じなかったらすみません。
ここからネタバレを含みますので、『まどか☆マギカ』(あと『シュタインズ・ゲート』も)をこれから観ようと思っている方は続きを読まないで下さい。むしろ、これを読んで観てもらえる人が増えるなら嬉しい事ですが……初見の面白さを著しく損なう恐れがありますのでご了承ください。
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『まどか☆マギカ』から学べることは物凄く多いです。
例を挙げるなら〝物語のギミックに対して不必要(無意味)な魔法少女が一人もいないこと〟や〝『希望と絶望の相転移』『さやかと杏子の関係性』を筆頭とした対極の要素を多く含むこと〟や〝『なんでも願いを叶えてあげる』という事件の根源こそが『その願いによって解決する』という答えにかかっていること(統一感)〟〝絶望こそが希望を生む理由となっていること〟などでしょうか?
それぞれが書いていたら、ひとつずつエピソードが書けてしまうぐらいに凄い部分だと私は思っているのですが、その中で私が最も伝えたい〝絶望こそが希望を生む理由となっていること〟について今回は書きますね。
『まどか☆マギカ』という作品は所謂ループモノです。
一言でその内容をまとめるなら、〝まどか〟を救うために〝ほむら〟が時間軸をループし、何度も助けられずに絶望しながらも、その答えを探す、という内容です。
この〝答えの出し方〟こそが『まどか☆マギカ』の最も素晴らしい部分だと私は思っています。
〝ほむら〟は死んでしまう〝まどか〟を救うために何度も時間軸をループしますが、それを行うたびに状況が悪くなり絶望していきます。
〝ほむら〟は「自分が繰り返すだけ、まどかを救うことはできなくなる」と気づいて絶望する訳ですが、この物語はそこから「〝ほむら〟がループしたからこそ得られた希望」へと繋がっていきます。
*ここの詳しい話をすると、『まどか☆マギカ』の内容すべてを説明する必要があるために書けません。納得したい方は本編を観て下さいね汗
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さて、ここで小説に活かせる内容として何が言いたいのかと言うと〝辛いエピソードを物語に書くことは、読者の気を惹きます〟が、そこに意味を持たせ〝主人公が前を向くことのできる要因にする〟ことで、ぐっと物語の深みが増すという事です。
これって奴は、エピソードの〝無意味さの回避〟や〝テーマの統一〟にすら繋がるヤベェ理論であり、〝辛いエピソードに意味を持たせ、キャラクターが前を向く流れ〟を面白くないと思う人間は、存在しないレベルだと私は思っています。
これは物凄く強い理論で、この一本柱だけでも物語を書くことが可能なほどで――同じループモノの『シュタインズ・ゲート』も同じ展開ですよね。
ライトノベルを書きたいと考えている方ならば、この理論を採用することは非常におススメです。
……『まどか☆マギカ』の説明が不十分なために説得力の欠ける内容になってしまってすみません汗
当たり前すぎる内容でツマラナイかなぁと思いつつも、その境界を見定めるのは難しいですね汗
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