良い所にも目を向けよう
今回は私の中では当たり前のことだったために書いていなかったのですが、創作論を書いていて、自己評価が低すぎる人もいるんだなぁと思い、タイトルのことについても書こうと思います。
結論から言うと、作者には自分の物語を好きであってほしいということです。
すでに「自分の作品がめちゃめちゃ好きだ!」っていう人はこれ以上に読まなくて良いです。
そして、それで良いと私は思います笑
正直に言うと、私はそのタイプの人間でして……私は私の物語を上手いとは思っていませんが、好きであったりするんですよね笑
自分で書いた物語の登場人物たちは、今から読み返しても大好きです。
『コネクトシステム』の登場人物はそれこそ全員レベルで好きですし、『異世界で俺は神になる!』のタルサなんか、私はフェイトちゃんよりも好きなぐらいで笑
わざわざ口に出したりしませんが、好きすぎて引かれるぐらいかも知れません。
それぐらいに私は私の物語が好きなんですよね。
でも、それもそのはずだとも思います。
だって、小説を書くのって、本当に大変じゃないですか? 辛いじゃないですか? 難しいじゃないですか?
私は『コネクトシステム』を書き上げるのに一年以上かかり、ネットに上げるための改稿にも半年ぐらいかかっています大汗
一年半の間も本気で悩んで、苦しんで――腹を痛めて生んだ子供のようなモノですよ。
こんなの好きにならない方がおかしいと思います笑
しかし、その一方で、自分の物語がダメダメなのも自覚しています。
『コネクトシステム』は私がこの世で一番好きな小説に近いのですが、その一方で、こんなにも下手糞な小説がこの世にあるのかとも思うんですよね笑笑
自分の書いた小説の中にダメなところがあるのは当然ですが――良い所があるのも当然なんです。
悪い所に目を向けるのも上手くなるには大切な事ですが、それ以上に、良い所に目を向けてあげるというのもまた、とてつもなく大切なことですよ。
私はここまでの創作論で厳しいことを書き続けていましたが、それは、自分の物語が好きであるからこそできる行為だと思っています。
好きだからこそ、もっと駄目な部分を消し去りたいし、魅力的な部分はもっと輝かせたい。
矛盾している様で、私はそこに疑問を抱いたことがありません。
作者って奴は、自分の物語の一番のファンであっていいと思うんです。
上手くなくても、好きでいいじゃないですか。
そこに遠慮する必要なんてないです。
そうじゃなきゃ、作品自体も可哀想で、だから、この文章を読んでいる方にも、自分の物語を好きになってほしいなぁって思ったりしてしまうのでした。
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