悪人に限らず、主要な登場人物には、「その行動をとる理由」をちゃんと設定しておきたいな、と思いながら書いています(*´▽`*)
でないと、キャラがぶれる原因になってしまいますもんね……(><)
作者からの返信
綾束 乙様! こんにちは!
キャラクターの動機付けはそのままキャラクターの魅力に繋がりますから、考えておいて損はないと思っております!
前に書いた話にも繋がってくるんですが、やっぱり小説とは〝考え方〟や思いを書くことが得意な分野だとも思いますし。
仰る通りに、動機付けがしっかりしていると、作者的にも想像がしやすくてぶれにくく、書きやすいということにも繋がりそうです!
こちらにも温かいコメントをありがとうございますっ!
ここで聞く事ではないかもしれないのですが。
自分はどうにもストーリー本位で作品を見てしまうのです。
キャラクター個々人の好き嫌いがあまりないといいますか……
やっぱりライトノベルを書くならばキャラクターを重視した方がいいのでしょうか?
変な質問をして申し訳ないです。
作者からの返信
ライトノベルにも様々な物語があり、もちろん例外もあって、一概には言えないのですが――キャラクターが主導で物語を進めていく形と言うのは強い要素で強い武器なんだと私は思ってます。
例えば『鋼の錬金術師』や『狼と香辛料』などの作品はストーリーモノに見せかけたキャラクターモノですよね。個人的に言うと、あれぐらいの案配が私は好きだったりします。
私はハーレムモノのようなキャラクターの魅力だけでごり押しする作品がそこまで好きではないため、キャラクターを重視し切れていない節があるのですが、それだけでも作品が成立するほどの魅力があるのがキャラクターという存在みたいです。
現実にはいない、アニメじゃなけりゃ痛いぐらい個性的なキャラクターを出すというのは手っ取り早い面白さなのは間違いなさそうですね。
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15年前ぐらいはストーリーだけで推す作品が多かったのですが、これが廃れた理由として〝面白さを提示するのが遅い〟ことが上げられるんじゃないかと思います。
一般文芸のキャラ推しではない作品と、ライトノベルの作品を比べてもらえば分かると思うのですが、キャラクターの魅力というのは、ストーリーの面白さよりも読者に提示できる速度が速いんですよね。
しかも、このキャラクターの魅力って奴は、中盤で提示した後、読者が好きになったキャラクターというのは終盤までずっと魅力を振りまき続けてくれます。
例え話なんですが、プロットが綺麗でしっかりとしている『まどか☆マギカ』ですら、キャラクターの魅力がなければ、ここまでヒットすることは無かったでしょうね。
逆に言うと、キャラクターが強くない作品は一般文芸っぽくなります。
『君の名は』とか『時をかける少女』『サマーウォーズ』なんかが一般文芸っぽいのは、現実にいるレベルの個性を持つキャラクターしかいないためであると思うんですよね。
ライトノベルというジャンル自体が、ストーリーによってキャラクターの心を揺さぶることが多いため、ストーリーとキャラクターは切っても切れない仲であることが多く、セットで考えてしまうか、むしろ、どんなストーリーならキャラクターの心を揺さぶれるのか――というのが大事なのかも知れません。
しかし、私自身が、良いキャラクターを生み出した経験が少なすぎたり、ストーリー本位で考えることが多くて――油断すると普通の人ばかりになってしまうので、私はキャラクターの魅力を論ずるのが苦手です汗
煮え切らない答えで申し訳ないです大汗
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長々と書いてしまいましたが、分かりやすい話をするならば、物語においてストーリーとはメインの主食ですよね。
ラーメンの麺とスープがストーリーなら、キャラクターはチャーシューとか餃子とか炒飯かも知れません。
無くても成立するけれど、チャーシューマシマシの方が好きな人もいて、むしろ炒飯を目的に食べにくる人もいるでしょう。
引き立て役が無くてもラーメン屋は成立しますが、あった方がより美味しくて流行るラーメン屋さん……そんな答えで伝わるでしょうか?
私は結局のところ素人で、私の言葉が正しいとは限らないんですが――私はこういうこと考えるの好きですんで、気軽に聞いてみて下さいね笑
久しぶりに話せて楽しいです。
亜未田 久志様、温かいコメントをありがとうございます!