6月24日は、全世界的に、UFOの日だ
上記のタイトルは『イリヤの空 UFOの夏』という私の好きなライトノベルの代表的な台詞です。この物語は、読書感想文ですら書くのが嫌いであった私に、小説を書きたいとまで思わせた作品でもあります。
日付もちょうど良いので(一日遅れですが汗)私がどうして小説を書くことにしたのか、について話したいと思います。
なぜなら、その理由や目的から、どのようなスタイルで小説を書くのか、というのが見えてくると思うからです。
……どのような理由が正しいとか、その方が優れているとか、そんな話をするつもりはありません。しかし、その理由によって目的やモチベーションを維持することに繋げることは可能だと思います。
さて、皆さんは、どうして小説を書いているのでしょうか?
〝創作〟という言葉に限定したとしても、絵をかいたり、漫画や自主製作アニメを選んでいるような方もいらっしゃいます。
小説を選んだのだから、そこには多かれ少なかれ選んだ理由があることでしょう。
ぱっと思いつきやすいのは専門的な知識や道具もいらず〝簡単に始められるから〟ということでしょうか。
素直に物語を書くのが〝面白いから〟というのも素敵ですね。
ネット小説で誰かに〝感想を書いてもらえて楽しいから〟という方もいらっしゃるかも知れません。
また〝ライトノベルなら簡単に一山当てれそうだ〟というのも間違ってはいないと思います。
ちなみに私が小説を書き始めた理由は〝『イリヤの空』よりも面白い物語を見つけることができなかったから〟だったりします。
読書嫌いだった高校生当時の私は、友達に勧められて『イリヤの空』を読みました。そこで私は感銘を受け〝小説ってこんなに面白いのか〟と気づいたわけです。そこから、さらに面白い物語を探して、それこそ一般文芸も含めて様々な本を私は読みふけりました。
そして、3年ほど様々な本を読んだのですが、私にとって『イリヤの空』よりも面白いと思える物語には出会えなかったのです。
たくさんの本を読みましたから、恐らく『イリヤの空』よりも優れている物語には何度も出会っていたハズです。
出会えなかった理由を改めて考えるのであれば、それは恐らく〝好み〟の問題なのでしょうね。
私の感性は『イリヤの空』に支配されてしまって、もっと面白い本を見つけられなくなってしまった。しかも『イリヤの空』の作者である秋山瑞人先生は、……新しい物語をあまり書かれていないご様子。
そこに悶々としていた私は、ある時に閃いたんですよね。
ないなら〝自分で書けば良いじゃないか〟って。
これが、私の小説を書きたい、という動機です。
私の動機はそのまま〝面白いモノを書く〟という行動に繋がっていて〝面白いモノ〟が書ければ、正直に言うとプロの小説家になる必要すらないと思っています。
だから、私は公募が受からなくても筆を折ることは無いです。
あまり大声で言うようなことではありませんが、私は〝公募に受かる〟=〝ある程度の面白い物語が書けている〟という客観的なモノサシがあると思い、公募というシステムを利用しているだけであったりします。
長々と無駄な話を書きましたが、私は上記のような理由のために、この創作論の主題である〝より面白い物語を書くために〟いろいろと考えているというわけです。
では、ここで話したい内容へと戻りますね。
改めて、皆さんの小説を書く理由とは何でしょうか?
〝簡単に始められるから〟という理由が全てであるのなら、書いてみて、意外と書くのは大変で苦痛で、筆を折ってしまう人もいるかも知れません。
しかし、それは仕方ないというか、当たり前の事です。
書いてみて〝小説を書くのが思ったよりも難しい〟のだと知ることができただけでも、私には必要な経験であったのだと思います。
それで筆を折ることは悪い事でも何でもなく、もっと自分に合った趣味を見つけるというのも、別に間違いではないどころか正解である可能性ですらあります。
それでも書くのを続けるならば、やはり理由があるんじゃないでしょうか。
それは例えば〝楽しいから〟とか。
とても素敵な答えだと思います。
〝楽しいから〟書くのであれば、もっと〝楽しくなれる〟ように全力を尽くしましょう。自分が楽しいと思える活動を第一に考えましょう。書きすぎて〝つまらなくなる〟なら距離を取るのも正しい判断です。執筆との向き合い方は人によって、目的によって変えるのが当然だと私は思うのです。
〝ライトノベルなら簡単に一山当てれそうだ〟と考えて書き始めたのであれば、その答えの通りに、やれることは全てやり切るべきでしょう。
今の小説という世界で、何が流行っており、どういう物語が好まれているのかを徹底的に研究し〝一山当てる〟ことに特化した物語を書きましょう。
それはとてつもなく素晴らしく面白い目標だと思います。
創作論と言いつつ、また概念的な話になってしまいましたね大汗
私はけっこう人によってはキツイことを言っているのだという自覚があります。この文章を読んで、もしかしたら筆を折ってしまう人も中にはいるかも知れません。
しかし〝下手だから〟という理由は筆を折る理由にはなりえないのだということを知ってほしかったりします。
だって、執筆が〝上手いから〟執筆活動を始めたわけではないんですから。
……私もまぁ、6年ほど前は死ぬほど下手でした笑
(今でもそんなに上手くはないんですが苦笑
ようやく公募に送れるような物語が書けるようになったのも、つい数年前で――私が最初に書いた物語は、本当に穴だらけで、人様に見せれるような物語ではなかったりします笑
でも、私は書きたい目的があったから、ここまで書き続けてきました。
これからものらりくらりと書き続けていくと思います。
***
創作論を書くっていうのを初めてしておりますが、書くたびにいろんなことが頭に湧いてきて、けっこう面白いですね笑
本日も最後までお付き合い頂き、ありがとうございます。
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