面白いとは何か?


 またまた根本的な言葉を埋めていく作業となります。


 皆さんは〝面白い〟とは何なのか考えたことがありますか?


 私は〝面白い〟という現象が何なのか分からなければ、面白い物語を書くことが難しいと思っていました。


 私はこの問いに対して長年疑問を抱いていたのですが、最近になってその〝答え〟に近いモノを見つけたので、話そうと思います。


 ……以下は近況ノートにも書いた話の加筆修正版ですので、読んで頂けた方はスルーでOKです笑


   ***


 最近のことなんですが、Amazonプライムにラブライブのサンシャインが来てたから、飯を食いながら毎日少しづつ見ていたんです。


 それを3話ぐらい見て、面白いし丁寧なアニメだなぁと思ってはいたんですが、まだそこまで〝面白い〟って感覚はなくて、感想としては〝まぁ、こんなもんかな〟ってぐらいだったんです。

 それが9話まで見たところで〝あ、面白いな〟って感じ方が変わりました。


 その違いが生まれたのは〝何なのか?〟について考えた結果〝面白い〟とはどういうことなのかが、分かった気がしました。


 ずばり〝面白い〟とは、小さな面白い要素の積み重ねが、その評価者の面白いと感じる基準値(ハードル)を超えた時に感じられる現象なのではないか? ということです。


 確定的な面白いと面白くないの境界線は、この世に存在しないのではないか、ということに気づきました。


 そこまで分かれば、それを利用することが可能だと思います。


 それは例えば、作品によって〝どの面白さ〟を重視している作品なのかを考察しやすくなったり〝序盤で評価されやすい面白さ〟や〝終盤で評価されやすい面白さ〟を意識することで、少ない文字数の中で〝面白さの効率化〟を量ることができるのではないか?と思ったりします。


 さらに書くと、序盤で重視するべきなのは〝新しさ〟だったり〝キャラクターの表面的な魅力〟だったり〝読みやすさ〟だったりします。

 序盤でこの面白さを発揮する物語には×1.5とかの補正ポイントがもらえたりするので〝書き始める時にはそこを重要視するべきだろう〟とか、いろいろと応用の利く考え方でしょう。


 まとめると当たり前のような話ではあるとは思いますが、意識して書くことは、意識しないで書くよりも効果的で、間違いなく面白さを増やす事に繋がりそうだと、私は思ったりするのです。


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