上手くなるとは何か?
最初に、根本的なことを書こうと思います。
これは小説に関わらずの話になるのですが〝上手くなる〟や〝上達する〟とはどういう状態なのか。
それについて知らなければ、効率よく成長することができません。
がむしゃらに書き続けることでそのままプロになられる天才も中にはいるでしょう。書く時間を増やすというのは、最も根本的で重要なことです。しかし、上手くなるとはどういうことかを知ることもまた、それと同じぐらいに重要だと私は思っております。
結論から書くと、上手くなるために必要なのは〝知識〟と〝練習〟です。
皆さんは格闘ゲームってやったことがありますか?
ストリートファイターは私が大学生の頃から続けているゲームです。
それを例に出して〝上手くなる方法〟について話していきますね。
リュウっていう主人公のキャラクターの代表的な立ち回りで例を出すと、
リュウ側が飛び道具の波動拳を打つ
↓
相手側はそれを読んでジャンプ攻撃をする
↓
ジャンプを読んだリュウ側が昇竜拳で対空する
簡単に言うとこういった読み合いがあるのですが、これを実践で行うためには、
1.そんな読み合いがあるという知識がまず必要であり、
2.飛び道具の波動拳のコマンドを打つ練習、相手側はジャンプ攻撃からのコンボの練習、対空の昇竜拳のコマンドを打つ練習
上記が必要となります。
これらを地道に練習してモノにしていき、戦術の幅を広げることで、格闘ゲームは確実に上手くなっていきます。
では、小説を上手くなるためには何が必要なのか、という話に戻りますね。
私が思うに、小説が上手くなるために必要なのは、
1.まず、自分が書きたいと思う面白さを可能な限り知ることや、ここが現状の自分には足りないということに気づくこと。
2.それを自分の物語に落とし込んだり、弱点を直す練習をすること。
これを続けるだけで、それを克服した数だけ理論上は上達します。
そして、この試行錯誤に終わりはありません。
プロの作家さんであっても、より面白い物語を書くために様々な試みを行っているハズです。
私はこれを続けることが、面白い物語を書くための近道なのではないか、と思っています。
***
……もっと読書しないといけないと私自身が反省しつつ、この話は終わりです笑
ここに書いた通りに、様々な技術を知ることも大切ですが、さらに一歩次の話をするのであれば――技術に溺れないというのも大切でしょうね。
私みたいな数年公募をやろうとしている人は陥りやすいと思うのですが、新たに得た技術って奴は、とても強くて素敵なモノです。
これも格闘ゲームにありがちな話なんですが、強い技に頼りすぎて、行動がワンパターン化するって事象があります。
確かにその技は強いのですが、それを効果的に使うことができなければ宝の持ち腐れになるんですよね。
さて、次回からはちゃんと〝小説の面白さ〟について書こうと思いますので、またよろしくお願いします。
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