第2話 文法の事 ⑵

 機能語の働きを一般的に解説しましょう。

 そのまえにまずある先生の説を紹介することから始めます。

 わたし を ####

 わたし が ####

 わたし は ####

 わたし に ####

 わたし の ####

 このようのして後につづく言葉をしらべる と色々なことがわかるとゆうことで わたしはどんなことがわかるのか期待していたのですが その後お説がないようなので自分なりに調べてみました。

 先生の説では

 コマ を 回し は あちこち回す感じがする。

 コマ は 回る は たんに回る感じがする。

 なのですが

 わたしなり に かたよりのない こころ に なってさきほどの (わたし)に つづく言葉 を いれてみると

 わたし を どうする

 わたし が なにかする

 わたし は わたし

 わたし に くれる

 わたし の もの

 のようになりました。

 そこでさきほどのコマにもどると(を)のまえにとる主語に対して述語は外から何か働く言葉が親和性が高い か あるいは外から何か働く言葉でなければ とれない むすびつかない とゆうこと が わかりました。

 わたし を どうする

 は わたしに対して外から何かされるとゆう感じ

 そこでまず

 コマをまわし と コマをまわす の違いを分析する と

 コマ を まわす

 は コマを回すのは外からの働き力によってコマは回されるとゆう感じで関係は(わたし)と同じことがわかります。

 さらにほかの言葉を主語にして調べてみたのですが 一般的になりたっていることがわかりました。

 いままで格助詞といっていた言葉はたんに主語をとるだけでなく あとにつづく言葉が述語の対象になりえる範囲 を決めていることがわかりました。

 このことから(を が わ に の も)のような言葉を機能語あるいは機能詞と呼ぶことにしました。

 ここで品詞分類についてすこしふれると 品詞分類は基本的に(名詞 動詞 形容詞 機能詞)の4品詞でことたります。従来の品詞分類とくべつするときは(モノゴトコトバ ウゴキコトバ アリサマコトバ ハタラキコトバ)などと呼びます。

 もとにもどって

 コマ を まわし

 と

 コマ を まわす

 の まわる と まわす の違いをみると

 まわる は 言葉の終止があり

 まわし には 終止がないことがわかります。

(わたし は コマをまわす。)

(わたし は コマをまわし)のかたちにするとよりはっきりわかります。上は 文の終わりをもち 下は 文の終わりをもたない。

 このことから(まわし)は あちこちまわすのではなく

 コマをまわして 終止感をもたないので 後に とる言葉をうながす感じがします。コマ を まわすこと は すでに完了し言葉を後に継続するようにうながすことから

(まわし)のような語形を完了継続と呼ぶことにします。

 動詞はみなこの語形をもちます。

 例

 はしる はしり

 あるく あるき

 みる み

 よむ よみ etcエトセトラ

 それでは

 コマ は まわるを分析すると

 格助詞の(は)に ついて よく言われていること は 判断をしめすとゆう説ですが 機能語(は)の働きは等値とゆうことです。数学でいうイコールです。

 1+1=2

 声にだしてよむとき は

 イチ タス イチ(は)ニ の(は)が 機能語(は)の本性でしょう。(は)は判断を示すとゆうより主語にとる言葉と等値の言葉として述語の対象となる言葉の範囲を決め述語としてむすぶ働きをする言葉といえるでしょう。

 コマ は まわる は

 コマは まわる ものでありコマにたいして(まわる)が 等値 の述語として結びつけている とゆうのが 実相でしょう。

 ここで

(まわる まわす まわし)の語感の違いの分析と(が に の も)などの機能語の働きについて組織だてて解説しようとおもいますが 続きはまたあとにします。

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