第14話 お久しぶりな発狂少女

お久しぶりです。はりねずみです。

タイトルの通り発狂中です。


私は知ってます。今の私はゼッタイまともじゃない。これあかんやつ。うん知ってる。分かってるよ。頭では、ね。


もはや朝が来る度にお腹壊すとかその辺はどうでも良くなってきました。問題なのは私の立ち位置ですし。


私は分かってます。クラスに私の居場所は無いです。作ろうともしなかったんだから当たり前の事なんですがね。

いてもいなくても変わらないというか、いても迷惑しかかけてないというか。


現在、私の学校はイベントが無いので完全個人プレーみたいな状態です。つまり孤独を生きろ的なアレです。


他の人を助けないといけないことは(助けることできたことない気がするけど)無いし、他の人に迷惑かけられることも(もとから無いけど)無いです。

代わりに、他人に迷惑かけちゃならないし、助けてくれる人もいません。


そういう時期です。

だって解決すべき課題が自主勉強なんだもの。助けようもない。


さてそんな中ぼっちを貫き生きている私がですね、今いちばん辛いのが、勉強に全然追いつけてないことです。


別に今始まったことじゃないです。なんならこの学校に入学した当時からそうでした。

でも、あの頃はまだ私が必要とされる場所がありました。役割を持っていました。部活をやっていたからです。

だけど今は、もう必要としてくれる場所はありません。だって私は勉強が人よりできない。動きも遅いし力もない。背も高くない。

もう必要とされる要素がなくなったんです。

1年前までの私の取り柄は、部活で活躍できるスキルを持っていたこと、たったそれだけでした。


それだけなら、人に迷惑をかけないで済んでいたかもしれません。

けれど私は、うまれつき人より思考面の視野が狭く、思考の外にあったものをなんとかする際の行動がすこぶる愚鈍であるという、なんとも酷い特性をもって生まれていました。

そのせいで、時間におわれる中で集中してしまったとき、周りに多大なる迷惑をかけることになってしまっているのです。


最近は勉強に熱を入れ始めたせいなのか、集中してしまう頻度が上がり…結果的に迷惑をさらにかけてしまうという、負の連鎖が発生しています。


正直今すぐにでも死にたいです。

誰も見てないなら私、地上3階にある教室のベランダに出て、そのまま柵を乗り越えると思います。

現実には誰かしら居るので変な行動を取れないんですがね…


けれど、今の私には、死ねない理由もあります。

私の弟が、もしかしたら、骨髄を必要とするかもしれないのです。

数百分の一に賭けるより、4分の1に賭けた方がいい。それはさすがに私も理解しています。

だから、ここで死んではいけないんです。それは私の弟を殺すということに限りなく近い。

人を殺してはいけません。

だから私は死ねません。



そうして自分から入った透明な檻にうっかり閉じ込められた私。

嫌味に耐え、不要宣告とも取れるような罵声を浴びながら、外へ向かいます。外では、無い居場所を探して隙間に潜り込み、零れそうになりながらもどうにか動き、泣きそうになりながら1日の義務(正確に言えば権利、でも実質は義務)を終わらせます。そして元の場所に戻り、そして、また嫌味と罵声を浴びながら眠りにつく。


受験生に安寧などないのです。多分。みんなそうなんでしょう、きっと。


生きることも死ぬことも許されない。

私に許されたのは勉強することだけ。


すべてを犠牲にしてでも。

…精神を壊してでも。


もう、どうしたらいいんでしょうか。

私はもう、ボロボロです。

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