第9話 トラウマ級の時期について
【お知らせ】
エピソードタイトルに適当な題名をくっつけることにしました。これ以前のも何か題がつけられそうならくっつけてみる予定です。
理由ですが…なんか私が分からなくなりそうだったからね。話数が増えてきてもう覚えてらんないのさ!
あとで読み返す時に何コレってなりたくないし(本音)。
…お知らせは以上です。それではまた。
それでは、本文に入ります。
――――――――――――――――――――
今、世界にはたくさんの「ひきこもり」がいます。その方たちについて、私は特段何か考えることはありません。
否定もしないし肯定もしません。
私の立場はニュートラル。肯定と否定の中間地点です。だって場合によるじゃんか。
で、その事を理解した上で聞いてほしい。
私は絶対にひきこもりになりたくない。
これは別に単純な「ひきこもり」否定じゃなくて、私の単なる心情というか、トラウマ級の経験が忘れられないから。
そのことを分かってくれたらうれしい。
やることないのに生きてないといけないとか何その拷問。私はそう思ってるんだ。
私、以前に1ヶ月半のほぼひきこもり生活を余儀なくさせられたことがありましてね。その時に懲りました。やることがないってものすごく退屈だったよ。
あの時持ってた数少ないゲームソフトは、ほとんどがコンプされてる上に3周目以降のデータが残ってます。
それなのに、1ヶ月経過時点でその全てに飽きていた覚えがありますし、その感覚に恐怖した覚えもあります。最終的にはもはや無でした。
あの時、高校受験が終わるまで、私はずっと生きながら死んでいて。
友達もいない、体裁のために外にも出られない。1人きりで広々とした自習室を貸し切って、机ひとつ分のスペースにノートと問題集を広げて。まだ寒い2月、1人きりでシャーペンを握ってたあの日々。
同年代の子が学校へ行ってても、一時帰国中の私はまだ学籍が海外で、制度上学校へ通うことはできなかった。ひとりぼっち、孤独。仲間は一人としていなかった。
もう経験したくないですからねあんなの。絶対やだ。ほんと無理。細胞レベルで拒否ってる。
私ひきこもりになるのだけは嫌です。そんなことになるくらいならいっそ死にます。それくらい嫌です。
私は社会に出て働きたい、働かせて欲しい。
そして、就職しやすくなるように(研究としてやりたいこともあるので動機としては間違ってないはず)私は大学に行きたくて、そのために今勉強している。成績の伸びはまあ悪いけど。
でも実力は以前より確実に伸びたし。解けなかったあの問題解けたし。
ある意味で「ひきこもり」状態からの逃げでもあるよね。
でもそれくらい怖かった記憶なんだ。精神の幼い子供だった私には、そのことが体感するまで理解できなかったから。ただ怖かった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます