第12話 亀田島に敵襲来す〜北亀軍〜

8/10までの1週間は落ち着いていた。しかし,鷹島が派遣した忍者がその日に上陸したのである。

「よし。これより隠岐虎之助及び副島華音を探しひっとらえるぞ。」

「ははっ。棟梁の仰せのままに。」

忍びの棟梁である隠野は50名の仲間を率いて亀田島にやってきた。服装は学ランタイプの軍隊的な服装であった。


「さて,この島の住民を1人残らず眠らせろ。我々の行為がバレないようにな。やれ!睡眠薬散布大作戦を決行する。」

「はっ!棟梁の仰せのままに。」


隠野がやってきたという情報はすぐさま伝わってきた。

「大殿。軍隊のような格好をした者が島に上陸し,歩き回っております。」

「何としても虎之助さんの許には進ません。食い止めるぞ。バードマー改の力を見せてやる。」


「よし僕たち北亀隊が,虎之助を確保する。行くよ。」黒田亀丸以下10名が,島の北部にやって来た。

「なんだテメェは!我が島を乱すつもりか。」

「勘のいい人間は排除するよ。」麻酔銃を打った。

「さて,まずは建物を占拠して基地を作らないとね。」

どこからか,カラスの鳴き声が聞こえた。


「そんなことさせるかよ。大事な島の治安を乱す奴は,俺が倒してやる。」

黒い服を着た男が,亀丸の前に現れた。

「粋がるなよ。やれ!」配下は剣を抜き,その男に攻めかかる。

男は颯爽と剣を避け,気がつけば配下の兵は殴られていた。


「おのれ何者だ。生かしておけん。本気モードだ。」亀丸を含めた全ての兵が黒い鎧に覆面姿となった。


「さぁ,暗闇から来た俺がお前達を暗闇に葬り去ってやる。鳥合!」腕時計型の機器にSDカード状のものを挿した。


『暗闇の案内人,ブラッククロウ』

鎧が転送され,カラスがモチーフの装甲を身に纏った。


「本気で行くぜ!ブラッククロウ!」亀丸は剣と銃を手にした。

「口ほどでもないわ。」ブラッククロウは,他の配下をパンチで気絶させてしまった。

「貴様!なんという強さだ。えーい。9人を生贄に,我に力を!」すると先ほどの配下は粒子状になり消えた。


天空から鎧の部分が降りてきて亀丸を包む。

「よし,我こそはブラックカイザー。これで対等の存在だ。」


ブラックカイザーとブラッククロウが対峙する。




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タヒぬなよ。僕とタピる旅に出よう。 恋住花乃 @Unusually_novel

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