一釣さんとシフォンケーキ
相楽まほろ(サガラマホロ)、25歳。
大学卒業と同時にお茶の専門店『マイダス』のイベント部に配属されて今年で3年目になる。
仕事はやりがいがあって、上司は親切で、同僚たちとも仲良くやっている。
時間が3時になった頃、今日のお茶出しの当番であるあたしは全員の分のお茶を用意すると出社した時に給湯室の冷蔵庫に入れていたタッパーを取り出した。
「この前作った時は失敗しちゃったけど、今回のは我ながらよくできたぞ」
タッパーの中に入っているのは、昨日の夜に作ったマーブルシフォンケーキだ。
お菓子作りはあたしの趣味だ。
せっかく用意したお茶にお菓子がないのは寂しいからと思い、趣味と実益を兼ねてお菓子を作っているのだ。
今日のお茶はダージリンティーだから、シフォンケーキとよくあいそうだ。
「お待たせしましたー。
お茶の用意ができましたよー」
オフィスに持って行って声をかけたのと同時に、彼らは仕事をしていた手を止めると歩み寄ってきた。
「やっと休憩だー」
「今日のお菓子は何ですかー?」
「わあっ、シフォンケーキだ!」
彼らはお茶を飲みながら、あたしが作ったシフォンケーキに手を伸ばしていた。
チラリとオフィスの隅の方に視線を向けると、仕事を続けている後ろ姿があった。
一釣さんだ。
彼はよくも悪くも自分の世界に入ってしまうことがあるらしく、周りが声をかけてあげないと休憩もしない。
今回のシフォンケーキはよくできたから食べてもらいたい。
お盆のうえに一釣さんのカップと皿のうえに乗せたシフォンケーキを置くと、彼のデスクに歩み寄った。
「一釣さん」
あたしが声をかけると、一釣さんはこちらの方に視線を向けた。
眼鏡越しの瞳があたしを見てきたので、
「お茶ですよ」
あたしは返事をすると、彼のデスクのうえにカップとシフォンケーキを置いた。
「どうも」
一釣さんはお礼を言うと、両手でカップを抱えるようにして持った。
声は低く、まるで声優かと思うくらいのいい声である。
カップに口をつけてダージリンティーをすすると、シフォンケーキをかじった。
すると、一釣さんはフッと微笑んだ。
「――あっ…」
彼の微笑んだその顔に、あたしの唇から声がこぼれ落ちた。
その声に自分でも驚いて、一釣さんや周りに聞こえてしまったかと不安になったけど、特に気にしていない…と言うよりも、周りはおしゃべりに夢中で気づいていないようだった。
当の一釣さんは、と言うと…彼は美味しそうに微笑みながらシフォンケーキを口にしていた。
その顔は無口で無表情、ぬぼーっとした感じからは想像できなかった。
なっ、何なんだろう…?
今のその笑顔は、何だったんだろう…?
無口で無表情、いい意味でも悪い意味でも常にぬぼーっとしているその姿からは想像できないその笑顔に、自分の心臓がドキドキと鳴っていることに気づいた。
あの顔は反則だよ…。
美味しそうにシフォンケーキを食べているその顔から目を離すことができなかった。
一釣さん、そんな顔をするんだ…。
意外な彼の意外な一面に、あたしはそう思うことしかできなかった。
「ごちそうさまです」
一釣さんが空っぽになったお皿とカップを渡してきた。
ああ、終わっちゃった…。
と言うか、元の無口で無表情に戻ってる…。
「あ、はい…」
あたしは呟くように返事をすると、お皿とカップをお盆のうえに置いた。
クルリと回れ右をすると、あたしは一釣さんの前から立ち去ったのだった。
ヤバい、まだドキドキが止まらない…。
もしかしたら、あたしは恋をしてしまったのかも知れない…。
ぬぼーっとしたあの姿からは考えられない一釣さんのその姿に…いや、一釣さんそのものにあたしは恋に落ちてしまったのかも知れない。
ぽけーっと、あたしはそんなことを思いながら、先ほどの輪の中へと戻って行ったのだった。
一釣さんに恋をしたあの1件から10日が経った。
「それじゃあ、お先に失礼します」
「はい、お疲れ様でしたー」
一釣さんは6時過ぎに仕事を終わらせると、カバンを持ってオフィスを後にした。
彼の後ろ姿が見えなくなったことを確認すると、
「一釣さんって、普段は何してるんだろう」
あたしの隣のデスクに座っている同期のカイちゃんこと貝原史恵(カイバラシエ)が話しかけてきた。
彼女は入社式の時に隣同士で、そのうえ勤務することになった部署が一緒だったことから仲良くなった。
緩くカールがかかった黒髪のボブと丸い顔が愛らしい彼女は大家族一家で育ったと言うこともあってか、とても面倒見がいいうえにハキハキとしている。
1人っ子で、どちらかと言うと引っ込み思案な性格のあたしとは対照的だ。
でもカイちゃんとは何人かの同期の中では1番ウマがあうから不思議なものである。
「えっ…」
一釣さんの名前が出てきたことに、あたしの心臓がドキッ…と鳴った。
「まじめだし、たまに残業はするけど基本は定時で帰るじゃん。
普段は何してるんだろう?
何か趣味でもあるのかな?」
一釣さんのデスクをにらむようにして見つめているカイちゃんに、
「さ、さあ…」
あたしは首を傾げて返事をすることしかできなかった。
カイちゃんの言うことはもっともだ。
一釣さんって、本当に何をしているんだろう?
何か趣味でも持っているのかな?
それとも、何か習い事でもしているのかな?
…うーん、でも何をやっているんだろう?
剣道とか茶道を嗜んでいるとか?
和服姿がとても似合いそうである…んな訳ないか。
ここは現実的に考えて、料理とかかな?
割烹着姿で寿司を握って…ダメだ、似合ってるけど現実から遠ざかっている。
うーん、やっぱり想像ができない。
本当に一釣さんは何をやっているんだ?
謎だ、謎過ぎるよ…。
プライベートが全くと言っていいほどに見えないよ…。
「まあ、悪い人じゃないからいいけど。
いい人なのかと聞かれたら、それもそれで答えづらいけど」
カイちゃんは笑いながら言った。
「えっ…ああ、そうだね」
あたしは首を縦に振って返事をした。
一釣さん、本当に普段は何をしているんだろう?
彼のあの顔をみたあの1件から、あたしは恋をしている。
怒っている顔、泣いている顔、楽しそうな顔…と、一釣さんのいろいろな顔が見たい。
一釣さんのプライベートの知りたい。
もっともっと、一釣さんのいろいろなことが知りたい。
そんな思いが風船のように、あたしの中でふくらむのだった。
翌日。
「それじゃあ、行ってきまーす!」
昼休みが終わると、あたしはカバンを持ってオフィスを後にした。
今日はチョコレート専門メーカー『キルリア』に行く日だ。
来月に共同で行われるイベントがあるので、その打ちあわせをするためである。
そのイベントの担当が入社3年目のあたしである。
初めての担当だ、絶対に成功させるぞ!
そう自分に言い聞かせると、会社を飛び出したのだった。
あたしと一緒にイベントを担当するのは広報課の秦野なごみ(ハタノナゴミ)さんだ。
彼女はあたしの4歳上で、胸元までの緩くパーマがかかった黒い髪がキレイな美人だ。
名前が3文字で、そのうえひらがなと言うことから初めての顔あわせの時に彼女となら一緒にやっていけるなとあたしは思ったのだった。
一重の切れ長の目はとても涼やかで、鼻や唇のパーツも小ぶりで控えめなその顔立ちは、いわゆる“塩顔系”と呼ばれているタイプだ。
第一印象はハデな顔立ちじゃなかったことも手伝って大人しそうだと思ったけれど、仕事はとてもよくできて今回が初めての担当であるあたしにも優しく、的確に指導してくれている。
「それじゃあ、今日の打ちあわせはここまでにしましょうか」
「はい、お疲れ様でした」
無事に本日の打ちあわせを終えると、あたしは秦野さんに頭を下げた。
いつ見ても本当にキレイだなあ。
左手の薬指にしているシルバーリングからわかるように、彼女は結婚している。
旦那さんも素敵な人なんだろうな。
そう思いながら書類を確認しながらファイルに入れていたら、
「相楽さん」
秦野さんに声をかけられた。
「はい」
あたしがファイルから顔をあげて返事をすると、
「これ、昨日から店頭に並んでいる『キルリア』の新商品ですけれどももしよろしかったら…」
秦野さんはチョコレートの箱をあたしに差し出してきた。
「えっ、いいんですか?
わーっ、ありがとうございますー」
あたしはお礼を言うと、秦野さんの手からそれを受け取った。
「ミックスベリーですか?」
箱にはチョコレートのイラストと一緒にいちごとブルーベリー、ラズベリーのイラストが描いてあった。
「苦手でしたか?」
そう聞いてきた秦野さんに、
「いえ、大好きです」
あたしは返事をした。
ベリー系のお菓子は基本、全部好きだ。
特に相性がいいチョコレートとなったら、これは絶対に美味しいぞ!
「来月のイベント、成功させましょうね!」
そう言った秦野さんに、
「はい、頑張りましょう!」
あたしは首を縦に振ってうなずいた。
本当は早く家に帰って新商品のチョコレートをお供に紅茶を飲みたい…ところだけど、打ちあわせの報告をするために会社へと戻った。
「ただ今、戻りましたー」
オフィスに顔を出して声をかけたら、
「…ああ、お帰りなさい」
聞き覚えのある声が隅の方から聞こえたので視線を向けると、一釣さんだった。
「あっ…」
まさか、一釣さんに声をかけられるなんて…!
思っても見なかった出来事に戸惑ったのは一瞬で、すぐにここにいるのがあたしと一釣さんの2人だと言うことに気づいた。
腕時計に視線を向けると、6時を過ぎたところである。
「今日、ノー残業デー」
腕時計を見つめているあたしに、一釣さんが言った。
「えっ…ああ、そう言えばそうでしたね」
今日は月に2回あるノー残業デーだったことを思い出した。
何だ、それだったら早く家に帰ればよかった。
打ちあわせの報告は朝一番にすればいいかと思った。
「一釣さんはどうして残っているんですか?」
ノー残業デーなのに、変なの。
そう思いながら聞いたら、
「どうしても片づけたい仕事があったんだ。
それを今終わらせたから帰るところ」
一釣さんはあたしの質問に答えると、うーんと両腕をあげて伸びをした。
その姿はまるで猫みたいだ。
「ああ、そうなんですか…」
ちょっと残念だな…。
一釣さんと2人で、それも話すことができて嬉しいのに、もう帰っちゃうのか…。
そう思ったのは一瞬で、カバンの中に先ほど秦野さんからもらったチョコレートが入っていることを思い出した。
「あ、あの!」
「んっ?」
声をかけたあたしに一釣さんが返事をしてくれた。
あたしはカバンからチョコレートを取り出すと、
「…これ、もしよろしかったら一緒に食べませんか?」
一釣さんに声をかけた。
たった一言だけなのに、あたしの心臓がドキドキと鳴っていた。
「いいの?」
一釣さんは椅子から腰をあげると、あたしのところに歩み寄ってきた。
「は、はい…。
先ほど、担当の秦野さんから新商品だからと…」
「へえ」
あたしは箱を開けると、
「どうぞ」
一釣さんに個装されたチョコレートを差し出した。
「ありがとう」
一釣さんはそれを受け取ると、袋を破ってチョコレートを口の中に入れた。
その瞬間、一釣さんはフッと微笑んだ。
「あっ…」
いつかのシフォンケーキの時と同じリアクションだ。
ただでさえ鳴っているあたしの心臓が、さらに早いスピードで鳴り始める。
美味しそうに、味わうようにチョコレートを食べているその表情に、あたしの目は釘づけた。
その顔は、ずるいです…。
「美味しいね」
一釣さんはそう言うと、指についたココアパウダーを舐めとった。
赤い舌が指を舐めるその仕草はとてもエロチックで、あたしの心臓はさらにドキドキと鳴った。
いつもはぬぼーっとしてるくせに、無口で無表情で、オフィスの片隅で仕事してるくせに!
ああ、もう心臓がずーっとドキドキしっぱなしだよ…!
「――いっ、一釣さん!」
震えているうえに大きな声で名前を呼んだあたしに、一釣さんは驚いたと言うような顔をした。
突然だからそうなりますよね…。
でも、これ以上見ていることができないもん。
あたしにだって我慢の限界と言うものがありますし…。
「あたし…」
一釣さんの顔を見つめると、
「あたし、一釣さんが好きです」
と、自分の気持ちを伝えた。
我ながら突然で、勢いがあるにも程がある。
でもでも、どうしても気持ちが押さえられないんだもん!
「あたし、あなたのことをもっと知りたいんです…!」
その瞬間、シーン…と、この場を沈黙が襲った。
言ってしまった…!
勢いで、告白をしてしまった…!
一釣さんはあたしの顔を観察するように見つめていた。
「――へえ」
一釣さんはそう返事をすると、スッと眼鏡を外した。
「あっ…」
初めて眼鏡を外した姿を見た。
二重の切れ長の目に、精悍な顔立ちをしていた。
「へえ、そんなにも俺のことが知りたいんだ?」
自分のことは“俺”って呼ぶんだ…。
そんなどうでもいいことを思ったのと同時に、一釣さんの周りを包んでいる空気がどこか妖しいことに気づいた。
…気のせい、かな?
そう思っていたら、彼の指があたしのあごをつかんだ。
骨張っているその指は、とても男らしかった。
「――は、はい…」
返事をしたあたしに、クイッとあごがあげられた。
こ、これは…少し前に流行った“あごクイ”ってヤツですよね?
「それは大歓迎だね」
ニヤリと口角をあげて笑った一釣さんの顔が近づいてきた。
えっ…?
一釣さんの唇があたしの唇と重なった。
…あたし、もしかしなくても一釣さんとキスをしてますよね!?
「――んっ…!」
後頭部に彼の大きな手が添えられて、逃げられないように固定される。
キスって、こんなものだったんですか…!?
あたしがよく聞いていた甘いものじゃなくて、躰の熱を呼び起こすような感じだと思った。
「――ッ、んっ…!」
呼吸が苦しい…。
どこで息をすればいいのかわからない…!
もうダメだ、限界だ…。
そんなあたしの思いに気づいたと言うように、一釣さんの唇が離れた。
「――ッ、はあっ…」
あたしの口から荒い息がこぼれ落ちた。
キスされている間は呼吸ができなかったので、何度も呼吸をして躰に酸素を取り入れた。
一釣さんの顔を見ると、キスをしてきた当人の顔はいつもの彼だった。
長かった…短かったような気もするけれど、どうしてそんなにも余裕なのだろうか?
そう思っているあたしに、
「――思ってた以上にいい表情をするんだね」
一釣さんはそう言うと、あたしの頬に唇を落とした。
「――ッ…」
先ほどまで唇にあったそれが頬に触れたのだと思ったら、ビクリと躰が震えた。
と言うか、一釣さんってこんな人だったの…?
普段のぬぼーっとした感じから想像できないその姿に、あたしはどうリアクションをすればいいのだろうか?
「相楽さんが俺に興味を持っていたなんてねえ…」
ニヤリと笑ったその顔に、ゾクリ…と背筋が走ったのはあたしの気のせいだろうか?
そう思ったいたら一釣さんの顔が近づいてきて、
「――んっ…」
またお互いの唇が重なった。
この場にいるのはあたしたち2人だけだけど、自分でもこんなところで何をしているのだろうかと思った。
でも、
「――んっ、ふっ…」
チュッチュッと角度を変えられて与えられるその唇に逆らうことができない自分がいた。
躰が熱を持って、疼いている…。
唇以外にも、彼が欲しくて仕方がない…。
あたしの躰に何が起こっているのだろうか…?
「――ッ、ううっ…」
一釣さんの唇があたしの唇から離れた。
頭がクラクラして、躰が熱くて…風邪をひいたのかと思った。
「――い、いちづ…り、さ…ん…」
名前を呼んだあたしに、
「――まさか、キスは初めてだったとかじゃないよね?」
一釣さんはニヤリと笑いながら聞いてきた。
その笑みに背筋がゾクリ…と震えたけれど、あたしは返事をする代わりに首を横に振って答えた。
「ああ、残念」
一釣さんはそう返事をすると、あたしのあごから指を離した。
「ざ…」
残念って、何がですか?
「でも、いいけど」
「えっ…?」
何が“いい”のだろうか?
そう思っていたら、彼はあたしの耳元に唇を近づけてきた。
こ、今度は何をするんですか…?
そんなあたしに気づいているのか気づいていないのかは、よくわからない。
「――俺が“今までの中で1番よかった”って、言わせてあげるまでだから」
「――ッ!?」
そうささやくように言ってきた彼に、あたしの躰がビクリと震えた。
「えっ?」
一釣さんはあたしの頭のうえにポンと手を置くと、
「それじゃあ、お先に失礼します」
そう言って、あたしの前から立ち去った。
その瞬間、ぐにゃりとあたしの躰がその場に崩れ落ちた。
「――なっ…!?」
何だったんだ、一体!?
と言うか、
「一釣さんって、あんな人だったの…!?」
あたしはそう呟くと、両手で頭を抱えた。
無口で無愛想で、いい意味でも悪い意味でもぬぼーっとしている一釣さんなの!?
そっくりさんじゃないよね?
双子じゃないよね?
偽者じゃないよね?
人差し指で、先ほどキスされた唇に触れた。
「ゆ、夢じゃないんだよね…?」
確かに、あたしは一釣さんにキスをされた。
唇と唇が重なって、1度だけじゃなくて何度もキスをされた。
あの一釣さんがあたしにキスをしてきた…!
「し、信じられない…!」
一釣さんのことを知りたいと言ったあたしもあたしだけど、何だか知っちゃいけないようなことまで知ってしまったような気がする。
「ど、どうしよう…!」
あたし、明日から一釣さんとどんな顔で会えばいいの!?
「落ち着け、落ち着くんだあたし…」
ゼーハーゼーハーと、深呼吸を繰り返して自分の気持ちを落ち着かせた。
「よし、帰ろう!」
家に帰ってご飯を食べてお風呂に入って、いつも見ているバラエティー番組を見て、トイレに行って用を済ませたら寝よう!
明日のことは明日に任せよう!
そう自分に言い聞かせると、あたしは腰をあげた。
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