第13話

夏休み、初日。

朝早く目覚めた。

暑いと思い、洗面台に向かい顔を洗う。

気持ちいい。

顔を洗い終え、リビングに向かった。

椅子に腰を下ろしぐでーとする。

スマホを弄り、暇潰しする。


一時間後。

お兄ちゃんが降りてきた。

「おはよう。雫、まだご飯してないのか」

「お兄ちゃん、おはよう。するわけないじゃん。食パンにしようとしたけど、お兄ちゃん作ってー」

ゴツンと頭を殴られた。お兄ちゃんの顔を見ると眉間にしわを寄せていた。

怖い。久しぶりに怒ったお兄ちゃんを見た。

「ごめんってば、お兄ちゃん」

可愛い声で言うと拳をおろし、ため息を吐く。

「せめて夏休みぐらい手伝えよ」

キッチンに向かうお兄ちゃん。

「私ー、下手だもん。お兄ちゃんが上手いんだもん、いいじゃーん」

といい、自分の部屋に戻る。


「おーい、雫ー飯できたぞ」

「わかったー、今行くー」

朝食を食べ終え、テレビを観る。

「バイト、行ってくるわ」

お兄ちゃんが出ていく。


そろそろいい時間だし出かけよう。

涼みに図書館に向かう。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る