第7話

翌日、土曜日。

目を覚ましたのは10時20分だった。

顔を洗うため洗面台に向かう。

はああ、よく寝た。

リビングに向かうとソファに寝転ぶ兄の姿が目につく。

テレビからやっはろー、と聞こえ俺ガイルを観ているのがわかった。

「お兄ちゃん、また俺ガイル観てるのー。好きだね」

「何が悪いんだよ、俺ガイル観てるのぐらい」

「いいけどね。お兄ちゃん。もうご飯食べたの」

「ああ、もう済ませたよ。雫が遅いんだよ」

食卓に朝ごはんが並んでいた。

椅子に座り、ラップを外す。箸を持ち食べ始める。


20分後。

朝ごはんを食べ終わり、兄と一緒にテレビを観る。


一時間後。

自室に戻り、服を着替えてオシャレをして家を飛び出す。

「お兄ちゃん、いってきますー」

「はいよ、いってらっしゃいー」

自転車にまたがりペダルを漕ぐ。

行き先は図書館。

20分後。

図書館につき、館内に入る。

心地いい。冷房が効いている。家より快適だ。

自習室には三人いて一人見知った男子がいた。汀銘君が参考書を広げ、勉強していた。


偉いなー、汀銘君。


文庫本になっていない本を一冊借りて帰る。

帰り際に自習室を覗くとまだ汀銘君がいた。

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