閑話 セレスとフィリアの解説コーナー
「セレスと」
「フィリアの」
「「解説コーナー!!」」
「ドンドン」「ぱふぱふ」
「ここは私、セレスと」
「俺、フィリアが『終末の境界線』を解説してくコーナーです!」
「ネタバレ有り、メタ有り、キャラ崩壊有りなどあるので、そういうのが嫌な方はブラウザバック推奨です!!」
「特に俺、フィリアのキャラが本編と違うので注意だ!」
「……ん?性格や喋り方は本編と一緒ですよ?」
「いや、俺は本編で仲間が全滅した直後よ、落ち込んでる時と素が一緒な訳ねーし!」
「確かにそうですね、私もこのコーナーの間は敬語(予定)ですし」
「…………それは振りか?聞けって振りなのか?」
「まぁ、理由はホムンクルスの
「おい、聞けよ、てか俺はツッコミ役か!?」
「さて、始まりました解説コーナーですが、今回解説するのはズバリ『魔王』です」
「あ、ガチでスルーなのか…」
「異世界アメイジアには魔王と呼ばれる者が六体居て、古い順から第一と数えます。
魔王の正体は第一から順に『呪い』『
「第一魔王が『呪い』になってるぞ、『
「はい、『呪い』で合ってます。
第一魔王の『呪い』は、第一魔王を殺した者が次の第一魔王になる呪いで、呪いが本体と言われています」
「えげつねぇ呪いだな、倒すの無理じゃね?」
「実際、倒されて(解呪されて)ないですし、私も倒すのは不可能だと思ってます」
「なら封印するしか無いんじゃね?」
「過去には第一魔王が封印されていた期間もありました」
「今は違ぇってことは誰かが解いたん?」
「書物では第二魔王が封印を解いたと記録されています」
「魔王同士って協力するもんなのか?」
「基本的には相互不可侵のはずです。
第二魔王が解いた理由は様々推測されてますが不明、魔王同士で何らかの協定を結んでいたというのが一番有力視されてます」
「そーなんか」
「急にヤル気無くしましたね」
「まぁねー、ただでさえ倒せない化け物が余計に倒せないと知ってヤル気は出ねーなー」
「それではヤル気が出そうな魔王の話題を一つお話しましょう。
フィリアは誰が一番強い魔王か分かりますか?」
「第一魔王だろ」
「残念ハズレです。
ハズレた
「外れたら貰うのかよ? まぁ貰えるんなら貰っとくが何の旗だ?」
「これです。どうぞ!」
「おう、…………あのセレスさん?
この旗に書いてある『Death』の文字は一体?」
「『死』って意味ですよ(ニッコリ」
「(あ、やばい)えっと、何デ外レタノカナー、気ニナルナー」
「仕方ないですね。いいですか、第一魔王は呪いが本体なので不死性は高いですが、強いかと言われると違うでしょう?」
「確かにそうだな、じゃぁ二番目の第二魔王が最強か?」
「いえ、第二魔王も不死性に特化してると言いますか、第二魔王の方が不死性に特化してるので強いかと言われると違いますね」
「じゃぁ、第三?」
「フィリア、真面目に聞く気あります?(ニッコリ」
「アルヨ、モチロンアル!」
「中華っぽい喋りが気になりますが、いいでしょう。
ごほん、貴女の言う通り第三魔王、『
「聞いた時から思ったんだけど、魔王じゃなくて竜王で良くね?」
「私も同意見ですが、何故か魔王と呼ばれているので諦めてください」
「そういうもんかぁ」
「そういうものです。
第三魔王で一番身近なエピソードは、全て火山に生息するドラゴン達のまとめ役として、一部の火山で硫黄の採取を認めてることですね」
「一部と言わず、全部で認めてくれりゃぁ火薬も作り放題なのになー」
「食糧の一つみたいですから、それは出来ないと思いますね」
「ドラゴンは鉱石とかも食べるし、よく分からない生態してるよな」
「同感ですね、では次に他の魔王についても軽く紹介しましょう」
「おう、第一と第三は紹介した(?)から次は第二か?」
「第二魔王ですね。
この魔王は世界中に点在する
元は一匹のスライムから分裂して数億匹に増えたため、大概のスライムは糞ザコですが、最初の一匹に近い魔王のスライムは通常のスライムより数千万倍強いらしいです」
「桁が意味不明だな、踏んで潰れるスライムの数千万倍とか言われても想像できねーや」
「これでも300年前に弱体化してるので、その前は数億倍だったらしいですよ」
「また300年前か、戦乱の時代ってことは歴史で習ったけど何があったんだ?」
「その辺はネタバレなので秘密です」
「秘密かー、じゃぁ次は第
「第四魔王『悪魔』ですね。
第四魔王はエロいこと大好きな悪魔、サキュバスです。
赤道の辺りにある都市エデンで自堕落に生きてるらしいですが、敵が近づくと長遠距離攻撃してきます」
「あー、言われれば聞いたことある魔王だ」
「近づけないことで有名な魔王ですからね。
大体、エデンの1000km先から威嚇射撃されて、それに従わない場合はレーザーの様な魔法で撃ち殺すそうです」
「どうやって感知してるのか不明だけど、結構簡単に誤魔化せるとか?」
「人間以外の姿をしてれば誤魔化せるらしいですね。
それでも近づくにつれ監視も厳しくなるので、エデンから100km圏内まで行ければいい方とか聞きます」
「美男美女なら条件しだいでエデンまで行けるらしいが、真相は知らねぇ」
「第四魔王について知ってることは以上です。
次は第五魔王について説明しましょう。
第五魔王は、今主人公のレイクが居るオーカム帝国の南西、ガスタ王国との国境付近にある森と山を拠点としてるオーガです。
このオーガは速いことが一番の特徴で、その速度は音速を超えます」
「『知らなかったのか? 魔王からは逃げられない』を素でやる魔王だな!」
「音速と言うのは比喩ではなく、逃げることは不可能と言われてる魔王ですね」
「対処法は『逃げる』じゃなくて『隠れる』だ!
「フィリアが居た傭兵団『藪の蛇』が戦ったのもオーガの森近くの戦場でしたね」
「第五魔王が居るから、森を燃やす行為や
「禁止行為をすると第五魔王が出てきて、敵味方関係なく襲って来るからですね」
「疑わしきは罰しろって感じで両国共に被害を出すらしいぜ。
一時期は、禁止行為したのがどっちかで揉めて、戦争をして、戦争で禁止行為をして、第五魔王が出て来て両国に被害を出してのループだったらしいぜ」
「オーカム帝国とガスタ王国が仲悪いのも第五魔王のせいな気がしてくる事例ですね」
「今じゃ、両国ともに第五魔王を怒らせない禁止条約を結んでるらしい」
「仲悪いのに、そこだけは両国協力することを約束してますからね」
「冒険者みたいな国に関係ない一般人(?)が禁止条約を破ったら、両国から騎士団が全力で殺しに向かってくるとか聞いたよ」
「第五魔王について知ってることは以上で、次に移りますよ」
「おう、俺も知ってるのはその程度だし良いぞ」
「第六魔王は300年以上前に生まれた(死んだ)アンデットの魔王です」
「本編でも元英雄のアンデットって紹介されてたな」
「ええ、死ぬのを惜しまれた英雄が錬金術の禁忌『人体錬成』でホムンクルスとして生き返ったのが第六魔王です」
「それ、エリィ・ヘレンズと一緒じゃね?」
「ちょっと違います。レイクがメインの人格になってまして、エリィが表に出るのも暴走(第六魔王化)しないように制限時間付きとなっています。
本編で『まさか……、第七魔王!?』とか言ってるのも、その関係ですね」
「エリィが第六魔王と同じ道を辿ったら、第七魔王って訳か」
「そうです、同じ道、具体的には人間を裏切ったら魔王化してるでしょう」
「確か第六魔王は、エトナ・イングラシアを殺す前までは英雄としてまともだったんだっけか?」
「はい、不意打ちでエトナ・イングラシアを殺す前からおかしくなってたと言う話でした」
「じゃぁ、私達のどちらかが殺されたら第七魔王になってるってことか?」
「そうなります。勿論、デドラⅡ世様が対策してるので問題ありませんが、万が一ぐらいの確率で有るかもしれません」
「………
「嫌ですね、そんな物は只の冗談ですよ」
「そうだよな、本編で死ぬなんて無いよな?」
「とりあえず、今の所はそんな予定は無いですよ」
「今って何だよ!!」
「だって貴女、作者が突発的に作ったキャラですから、予定は不明ですよ」
「メタかよ!」
「最初の注意事項にメタ有りって書いたから大丈夫です!!」
「
「なるといいですね」
「と言う訳で、私の応援と『終末の境界線』をよろしくお願いします!(切実」
「ちょっと言うタイミングが速いです!
ごほん、今回このコーナーは以上となります。次は人物紹介なので、その次の本編でお会いしましょう。またね~♪」
「フライングしたけど、次は本編でなー、またね~♪」
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