フォール イン ラブ

ベルならば 野獣の元に走るのに 私はベルではないか 無理


誰からも 好かれる人が いたとして じゃぁ、その人は 誰なら好きか


あの人は綺麗な人よ と、言うときの あの人 に込める感情いかに


スキになる 人はだいたい同じ顔 何ソレ怖い 何その呪い


追いかける ほどには好きではないけれど 追いかけられるくらいなら 好き


君の目に 映る私の姿には 愛はいますか? 恋はいますか


だからこそ ここにいてよと、言うときの 噤んだ口の 唇温い


あの人の 背中に指で書いた 好き 今頃誰が なぞっているの



(恋や愛というのは、本当に厄介なものです。自分の感情であるのに、どうやっても自分ではどうしようもないものだったりして。どんなに気を付けていてもあっさりと穴に落ちてしまいます。)

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