第31話 忍、起承転結パーツが揃う!?
「一つ目小僧ビーム!」
一つ目小僧は、一つ目からビームを放ち睦月を襲う。
「キャア!?」
「うわあ!?」
奏と睦月は、予想外の一つ目小僧のビーム攻撃を慌ててかわす。
「アッチチチチチ!?」
一つ目小僧のビームが睦月ちゃんのお尻を少し焦がした。
「大丈夫!? 睦月ちゃん!?」
奏は飛び跳ねている睦月を心配する。
「大丈夫でござる。奏姫様、忍者に同じ技は通用しないことを見せてやるでござる!」
これでも睦月は、由緒正しい忍者の家柄、旧暦家の一人娘であった。睦月の闘争心に火が付いた。
「くらえ! 一つ目ビーム!」
一つ目小僧が目からビームで攻撃してくる。
「その手は私には通用しないでござる! 忍法! 鏡返し!」
睦月は、懐から鏡を取り出し、鏡でビームを跳ね返す。
「ビームが跳ね返された!? ギャアアアア!?」
跳ね返ったビームで、一つ目小僧が丸焦げになる。
「やったー! 一つ目小僧を倒したでござる。」
「睦月ちゃん、カッコイイ!」
奏と睦月は、一つ目小僧を倒して喜んだ。
「これで逃げた妖怪は後105匹。先は長いけど頑張るでござる。」
「私も何か手伝うわ。」
「奏姫様、ありがとうでござる。」
奏と睦月は、残りの妖怪退治を全力ですることを誓うのだった。
「こら! 転校生をいじめちゃダメでしょうが!」
先生は、転校生をいじめると怒る。
「怒られちゃったね。私たちは妖怪退治をしただけなのにね。」
「いじめは良くないでござる。ニンニン。」
奏と睦月の青春は、始まったばかりであった。
つづく。
カロヤカにお任せあれ。
「カット! 良かったでござる! とても良かったでござる!」
睦月は、大満足であった。
「当然でしょ。私が主役なんだから。」
如月は、冷たいツンデレなのかもしれない。
「まあまあ、ケンカしないでくださいよ。同じ分身なんだから。」
弥生は、甘いテイストである。
「うまいこと性格がバラけているから、お互いにライバル心とか嫉妬とか、人の精神的な所の描き方が弱いんじゃない。ヒクッ。」
卯月は、酔っ払いキャラでなければ、良いキャラである。
「なんて爽やかな第5話なんだ!」
皐月は、五月晴れ。
「どうして分身の私たちは、本編には登場しないの? ジメジメ。」
水無月は、自分が登場しないことに不満があって気持ちが湿っていた。
「この先、どこで物語を次のステージに展開していくかが問題ですね。」
文月は、勉強のし過ぎで先読みができるようになった。
「暴れたくて仕方がない! 忍法! 世界樹!」
葉月は、体力が有り余っていた。
「もう!? みんな散らかさないでよ!? 片づけをするのは私の役目なんだから!?」
長月は、家事代行サービス忍者である。
「さっさと物語を進めましょう! 忍法! 神招来! あれ? 神がいないんですけど?」
神無月は、実は神が呼べない、へっぽこ忍者だった。
「シモ・シモ・下ネタ。決して私は下品な忍者ではありませんよ。」
霜月は、趣味は歌を歌うことにしよう。
「なんであんたたちは作品には触れないんだ? 同じ分身として私は恥ずかしい。」
師走は、慌てなければ、へっぽこではない。
「さあ! 創作の時間! スタート!」
「起承転結の結が、いじめ問題には触れているので学園モノっぽいけど、短いかも。」
「まあ、全てつなげて合成してみないと、どうなるか分からないな。」
「確かに、次の展開は、その次ですな。」
「あくまでも私たちは、キャラクターの創作がメインですね。」
「もう、そろそろ各分身の回が1話づつ欲しい所ですね。」
「一言から1話。かなりの出世ですな。」
「やはり、それも第5話の合成が終わってからですね。」
「ダラダラ会話を続けても仕方がないので、終わりましょう。」
「そだね。それでは5話の合成に行ってきます。またね。」
カロヤカにお任せあれ。
つづく。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。